ピンク・フロイド、ニューアルバム発売記念!はじめてのプログレ名盤
ピンク・フロイドのニューアルバムはコチラ!
英国音楽史を代表するロック・バンドのひとつ、ピンク・フロイドの1994年『対(TSUI)』以来20年ぶりとなるアルバム。プロデュースをデヴィッド・ギルモア、フィル・マンザネラ(ロキシー・ミュージック)、ユース(キリング・ジョーク)、アンディ・ジャクソンが担当。2008年に死去したリック・ライト(Key)へのトリビュートとして制作された"21世紀のピンク・フロイド"奇跡の一枚。
ピンク・フロイドの実に20年ぶりとなる新作が発売され、いま俄にアツいプログレッシヴ・ロックを大特集!王道プログレからUKプログレ、ジャーマン・プログレ、日本プログレなどの名盤をご紹介。定番を中心に、聴き逃していた隠れ名盤もラインナップ!
【名作PICK UP!!】王道プログレ名盤編!
個人的には『Red』のほうも捨てがたいんですが、なにはなくともこれナシではプログレは語れない語るのもヤボなド定盤中のド定盤。1曲目の“21世紀のスキッツォイド・マン”のギターリフは永遠のロック・アンセムだし、やたら叙情的な名曲“ムーンチャイルド”も何回カヴァーされたことか。プログレというと冗長で大仰なイメージを持たれがちですが、これを聴けばスリル溢れるソリッドなロック・サウンドのカッコよさに打ち震えるはず。今からでも全く遅くはない!
一見大仰なコンセプト・アルバムなんだけど、単純に異常にかっこいいロック・ナンバー揃いの79年大名盤。ロジャー・ウォーターズ陣頭指揮のもと、<孤立>というテーマに挑んだ一大ロック・オペラである本作は、ロックというフォーマットに重厚な奥深さと知性を持ち込んだエポックの一つであるとともに、普通に格好いいロック・アルバムなので、気軽に手に取るべし!
『こわれもの』『結晶』とか人によって嗜好性はバラバラでしょうが、イエスの最高傑作のひとつといわれているのがこの72年作品。全3曲という大作指向、演奏技術の結晶、形而上的な歌詞など、プログレッシヴ・ロックを代表するコンセプト・アルバムとして今も聴き継がれている1枚。
とにかく冒頭20分にわたってぶっ放される、追い立てるような、ジャケ通りの重戦車のような鍵盤を中心としたメドレー楽曲が凄すぎる71年のプログレ聖典。ギターレスではありますが、テクニカルなアンサンブルがとにかく猛然としたロックの勢いを伝えてくれる快盤です。当然彼らの『展覧会の絵』『恐怖の頭脳改革』もプログレ必携盤です。
60年代、70年代、80年代と各々の音楽性が違いすぎるジェネシスですが、70年発表のこのセカンド・アルバムは“真のファースト”と呼ぶファンも多いことからも明らかなように、70年代プログレ期の幕開けを告げる重要作。ピータ・ガブリエル、アンソニー・フィリップスといったメンバーによる牧歌的な部分と激しい部分の共存が、優れてプログレッシヴな演奏に結実しております。
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