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ジャンルレスで世界標準なコンピ『STARFISH & COFFEE』 発売記念インタヴューも掲載

SAMATA

 

1月20日に全国発売されたコンピレーションCD『STARFISH & COFFEE』。
世界基準で活動する日本人アーティストのCD未収録曲や別ミックス曲等、特に貴重な音源を集めた注目の1枚であり、同時にこのCDはとある飲食店で繰り広げられてきた出逢いとライブの記録でもあります。

このCDをコンパイルしたのは横浜で飲食店「GrassRoots」を営む「SAMATA」さん。自身もDJとして活動するSAMATAさんに、収録したミュージシャンとの出会い、「GrassRoots」というお店やそこから始まった出来事について伺いました。

 

【コンセプト】

CDの発売おめでとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願い致します。

オッス、ありがとうございます。横浜で「グラスルーツ」という飲食店をやっているSAMATAといいます。お店は横浜駅西口徒歩7-8分のところにあり、おかげさまで今年で19年になります。基本は飲食店ですが、不定期で音楽ライブやライブペインティングのイベントを開催していて、店内の壁を使って絵や写真の展示も行ってます。

 

今回のコンピレーション『STARFISH & COFFEE』には幅広いジャンルで活躍する日本人アーティストの楽曲が収録されていますね。昨年に制作されたものから、古いものだと10年以上前の楽曲もありますが、このCDのコンセプトについて教えてください。

オッス。コンセプトは大きく2つあります。1つは「今まで店でライブをやってくれたり、ご縁があったミュージシャンの音源をひとつに纏めて出したい」ということ。もうひとつは、そのなかでも「世の中にあまり出回っていない音源に光を当ててみたい」という気持ちがありました。収録曲には正規リリースされた音源も数曲ありますが、その多くは未発表や、デモや手売りのCD-Rに入ってた音源だったりします。すごく素晴らしい曲なのに時期が早すぎたり流通を通していなかったり、色んな理由でメジャーな流通に乗らなかった曲たちを、「これを機会に多くの人に知ってほしい」と言うとおこがましいかもしれないけれど、そういう気持ちで纏めました。人によっては大げさでなく世界的に活躍してるミュージシャンもいるのに、日本ではなぜかなかなか知られていなかったりもする。そういう人を、今回のCDをきっかけに「もっともっと知ってほしい」という気持ちがあります。幸運にも横浜で店を19年やってこれまして、店のなかや外でたくさんのミュージシャンに出会うことが出来ました。そうしたご縁をひとつの「カタチ」にしてみたいと思ったのがこのコンピレーションを作るきっかけですね。

 

Shing02やKOJOEといった現行のヒップホップから、SOIL&“PIMP”SESSIONSやjizueなどのジャズ~ジャム系、そしてSOFTやblissedといったバンドまで、収録曲が本当に多彩ですね。

曲を提供してくれたすべてのミュージシャンが、店に遊びに来てくれた人や、またその人に紹介してもらって出逢ってライブをやってもらったりしてきたミュージシャンです。単に「ミュージシャン」と「店の人」っていうビジネス的な関係だけじゃなくて、店で出逢って、そこから個人的にも色んな話をさせてもらってきた人たちになります。いち音楽リスナーとして「特定のジャンルを掘り下げて聴いて知った」というのとは違い、店の内外で出逢ってきた人たちの曲を入れています。なので、店のことを知らない人から見たら、ジャズ、ヒップホップ、ダブ、インストやラップも入ってるし、ジャンルがバラバラで統一感や繋がりがないように見えるかもしれないですが、実は「お店での出逢い」というのがまず芯にあって、またミュージシャン同士もそれぞれ交流があったりします。そういうところも「コンピレーションCD」という形で見せたかった、というのがありますね。

 

これだけ幅広い楽曲が入っているのは「コンピレーションCD」としても珍しいと感じました。GrassRootsで行われているライブもこれだけ幅があるということですね?

そうですね。「音」もそうですが、「人」で知ったり繋がったりすることが多いせいかもしれないですね。自分自身、「あり得ない組み合わせ」みたいのが好きなんですよね。ミュージシャン同士の一晩限りのセッション(演奏)もそうですし、「これとこれが組み合わさったらどうなっちゃうんだろう?」というドキドキとか、すごく好きですね。たとえばジャズならジャズでそればかりを掘り下げるリスナーもいると思うんですが、今回のコンピに入っているひとつのバンドのファンの人が、これをきっかけに今まで知らなかったり聞かなかった他のバンドやジャンルに出会ってくれたら嬉しいなと思います。

 

タイトルの『STARFISH & COFFEE』もそれに関係していたりしますか?

まさにそんな気持ちからつけました。直訳すれば「ヒトデとコーヒー」という意味ですが、プリンスの曲にあるんですよね。その曲ではあり得ない組み合わせや全然関係ない事柄が次々と歌われるんですが、「心を自由に開いてみれば 君もきっと解るかもしれないね」という部分がすごく好きで、そういう思いからこのタイトルをつけました。

≪取材協力:GardenGrove≫

 

リリース情報

世界基準で活動する日本人アーティストの未収録曲や別ミックス曲等、特に貴重な音源を集めたコンピレーションCD。サウンド・プロデューサーは、横浜の銘店として知られるバー&レストラン"GRASSROOTSyokohama"のオーナーであるDJ SAMATAが担当。

 

 

 

 

〈Tracklist〉
01 jizue「home(NoriyukiInoue Remix)」
02 SPIN MASTER A-1「tapped. (instrumental version)」
03 Shing02 「TIRO LIVRE」
04 KOJOE × OLIVE OIL「回る feat. RITTO & 田我流」
05 Chimp Beams「Aquatrium feat. Shing02 (instrumental version)」
06 Coffee & Cigarettes Band「Love thing」 
07 SOFT feat. Earl Brooks「ichigoichie」
08 Blissed 「ASAYAMA NI NOBORU」
09 JP3「kokH drive」
10 Blissed 「Laydown」
11 (仮)ALBATRUS「coffee rumba –take2-」

 

ARTWORKを手掛けるのは、Tadaomi Shibuya / 澁谷 忠臣

直線的に再構築する世界感を持つイラストレーター/ アーティスト。その独自のスタイルで数々の世界中の 企業とのコラボレーションやクライアントワークを 行っており、NIKE AIR JORDANへのイラスト提供など国内外問わず活躍中。

代表作品をピックアップ

 

2月11日(木・祝)『STARFISH & COFFE』」リリースパーティー開催!

〈イベント概要〉
『STARFISH & COFFE』8曲目と10曲目に収録されている、メンバーの急逝により二度とライブを見ることができないと言われていたバンドBlissedの復活ライブが決定!Soil&”Pimp”Sessionsから元晴がゲスト参加!ライブペイントとして、ジャケットアートワークを担当したTadaomiShibuya

2016年2月11日(木・祝) at GRASSROOTS yokohama
『STARFISH & COFFE』リリースパーティー 兼 復活第一弾ライブ
Live : Blissed
GuestMusician : 元晴(Soil&”Pimp”Sessions)越野竜太
LivePaint : TadaomiShibuya
Dj : SAMATA
18:00 open / 19:00 start
Charge : 2,000yen
info..GRSSROOTS yokohama / 045-312-0180

カテゴリ : キャンペーン

掲載: 2016年02月03日 14:00