「Montreux Jazz Festival Japan 2024」(モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン)出演アーティスト特集
©SHINICHI ISHIZUKA 2024
モントルー・ジャズ・フェスティバルは1967年にスイスのモントルーで初開催。以来、半世紀以上にもわたって、あらゆるジャンルのミュージシャンたちが好演を繰り広げ、 世界屈指の規模と水準を誇る音楽イベントとして、音楽愛好家に親しまれてきた。そんなスイス「モントルー・ジャズ・フェスティバル」のスピリットを継承し、日本で開催されるのが「MJFJ(モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン)」。
2024年、コロナ禍の休止期間を経てついに再始動するMJFJ出演アーティストの作品を特集!
出演アーティスト
・Herbie Hancock
・YOKO KANNO SEATBELTS
・Bialystocks
・TOMOAKI BABA ELECTRIC RIDERS Special Guest:BIGYUKI
・WONK
・小曽根トリオ「TRiNFiNiTY+」 トランペット:松井秀太郎 / サックス:陸悠
・ペトロールズ
・Shing02 x THE EITHER with SPIN MASTER A-1
・松浦俊夫 ~Tribute to Quincy Jones set~
Herbie Hancock(ハービー・ハンコック)
1940年、シカゴ生まれ。クラシック音楽から始め、高校時代よりオスカー・ピーターソンやビル・エヴァンスの影響を受けてジャズを演奏し始める。60年代にメンバーとして参加したクインンテッドのリーダーであるマイルス・デイビスにして「バド・パウエルとセロニアス・モンクの後継者であり、彼の後継者はまだ聞いたことがない」と言わしめる存在に。グラミー賞を多数獲得し、アコースティック、エレクトロニック ジャズ、R&Bなど多様なジャンルで、多くのアーティストに影響を与え続けている。代表作に「ウォーターメロン・マン」「カメレオン」「ロックイット」など多数。
YOKO KANNO SEATBELTS
作詞・作編曲家である音楽プロデューサーY.K.率いる、時々地球に来襲するスーパーバンド。アニメ『COWBOY BEBOP』の「TANK!」の演奏をはじめ、19世紀末から活動しているが、神出鬼没のため実際に目撃した人は稀。バンド名は、ハードコアなセッションミュージシャンにも関わらず、宇宙船移動時は安全のためシートベルトを着用することから。メンバーは日本を代表するミュージシャン達で構成することが多いが流動的で、犬もいる。次回公演は22世紀に予定されている。
Bialystocks
2019年、甫木元空の監督作品、青山真治プロデュースの映画 『はるねこ』生演奏上映をきっかけに結成。2021年にファーストフルアルバム『ビアリストックス』を発表。2022年には2ndアルバム『Quicksand』をPONY CANYON / IRORI Recordsよりリリース。Vo甫木元空のソウルフルで伸びやかな歌声、フォーキーで温かみのあるメロディーと、Key菊池剛によるジャズをベースに持ちながら自由にジャンルを横断する楽器陣の組み合わせは普遍的であると同時に先鋭的と評される。
TOMOAKI BABA ELECTRIC RIDERS Special Guest: BIGYUKI
1992年、北海道札幌市生まれ。2011年のバークリー音楽大学入学。卒業後はニューヨークを拠点に活動。 2023年公開のアニメーション映画『BLUE GIANT』にて、主人公・宮本大のサックス演奏を担当。また、ルイス・コールのバンドの一員として国内外のツアーに参加するほか、マーク・ジュリアナ、マカヤ・マクレイヴン、マーキス・ヒルなど世界各国のミュージシャンとのコラボレーションイベント「BaBaBar」をオーガナイズしている。9月4日にBIGYUKIをプロデュースに迎えたメジャー・デビュー・アルバム『ELECTRIC RIDER』をリリース。
WONK
ーエクスペリメンタル・ソウルバンド。2013年結成。2016年に1stアルバム『Sphere』を発売し、ジャズ・ソウル・ヒップホップを自由な解釈で捉えた音楽性を音楽メディアが高く評価される。パリ、ベルリン公演を展開し、国内主要フェスに多数出演。Jose James、Oscar JeromeとのRemix、Theinternetの公式カバー、Thelonious Monkトリビュート盤参加に加え、2023年にはKiefer、9m88と共作を重ね、国内外での新たな展開を見据えている。 8月にはラッパー・Jinmenusagiとのコラボレーション曲「Here I Am」をリリース。
小曽根トリオ「TRiNFiNiTY+」トランペット:松井秀太郎 / サックス:陸悠
1983年バークリー音大ジャズ作・編曲科を首席で卒業。同年米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、アルバム「OZONE」で全世界デビュー。以来、チック・コリア、ゲイリー・バートン、ブランフォード・マルサリス、パキート・デリベラ、アヴィシャイ・コーエン等、世界的なプレイヤーとのツアーや、自身が率いるトリオやビッグ・バンドの活動など、ジャズの最前線で活躍する小曽根真。そんな彼が40周年の節目である2023年に結成した「TRiNFiNiTY」。これまで米国のトップミュージシャンとのトリオタッグをしてきた小曽根が、日本の若手ミュージシャンである小川晋平(ベース)、きたいくにと(ドラムス)と組んだことで話題を呼んだ。今回、トランペットの松井秀太郎とサックスの陸悠の管楽器隊を加えた「TRiNFiNiTY+」で出演する。
ペトロールズ
長岡亮介、三浦淳悟、そして河村俊秀の3人組。クルマ好きの長岡が英国でガソリンを意味するペトロールという言葉をグループ名に冠して2005年に結成。ひとつひとつの音が消える瞬間までを意識下に置いたその演奏は人々の集中力を引き付ける。一捻りされた催しなどでリスナーとの信頼関係を築き続け、愛好家は着実に増え続けている。
Shing02 x THE EITHER with SPIN MASTER A-1
Shing02
幼少をタンザニアとイギリスで過ごしたのちカルフォルニアに移住、現在はハワイ・ホノルルを拠点に活動する。環太平洋MC/プロデューサー。日本語と英語のアルバムを交互にリリースしながら、現代の音楽としてのヒップホップを体現する。
THE EITHER(ザ・イーザー)
2017年にニューヨークで結成、ヴォーカルのZongli、琵琶のJiaju、二胡のYangで構成される3ピースバンド。中国の伝統楽器によるロック、ポップス、ダンス・ミュージックを融合させた音楽は唯一無二。
松浦俊夫 ~Tribute to Quincy Jones set~
1990年にUnited Future Organization (U.F.O.)を結成し、5作のフルアルバムを世界32ヶ国で発表、高い評価を得る。2002年にソロ活動を開始後、国内外のクラブやフェスティバルでDJとして活躍。イベントのプロデュースやホテル、インターナショナル・ブランド、星付き飲食店など、感度の高いライフスタイル・スポットの音楽監修も手掛ける。2013年、現在進行形のジャズを発信するプロジェクト「HEX」を始動し、Blue Note Recordsからアルバム『HEX』をワールドワイドにリリース。2018年には、イギリスの若手ミュージシャンらをフィーチャーした新プロジェクト「TOSHIO MATSUURA GROUP」のアルバムをリリース。2024年3月、その作品がイギリスBrownswood Recordingsよりアナログ盤として再リリースされた。
Montreux Jazz Festival Japan 2024 公演情報
モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパンが、2024年に復活!
モントルー・ジャズ・フェスティバルのスピリットを受け継ぎ、より多くの人に質の高い音楽やジャズの魅力を届けるべく、モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパンが、開催されます!
2024年12月6日~12月8日(横浜市 ぴあアリーナMM)
タグ : 来日 J-JAZZ アニメHOT TOPICS
掲載: 2024年11月25日 12:00