レーベル発足10周年記念ベスト盤発売記念!GOON TRAX裏ベスト的10選
レーベル代表が選ぶオススメのGOON TRAX裏ベスト的10選
GOON TRAXレーベル代表 寿福知之(JFK):2006年のレーベル設立から早10年。今回リリースした『IN YA MELLOW TONE GOON TRAX 10th Anniversary BEST』は、GOON TRAXがこれまでリリースしてきた120タイトルを超える作品群の中から、セレクトしたのですが、大好きな作品ばかりの中から24曲だけを選ぶなんて、そんな殺生なぁ~ってことで、JFKが個人的に思い入れのある楽曲をもう10曲ほどセレクトさせて頂きました。名づけて『GOON TRAX裏ベスト』、ご堪能ください!2016年1月29日(日)渋谷Gladでのリリパで乾杯しましょう!11年目からも宜しくお願いします!
Verses「Ms O'Ginny」
GOON TRAXカタログナンバー2番の作品Verses『Listening Session』収録の陽性なヴァイヴスに溢れる1曲。プロデューサーであるTony Stoneの太く、キャッチーなビートは、日本のJazzy/Undergroundシーンでも話題になりました。初期GOON TRAXの中では一番キャッチーな曲ですね。
ArtOfficial「Big City Bright Lights」
マイアミのHIP HOPバンド"アートオフィシャル"が、2008年に放ったファースト・アルバム収録のブチ上がりアンセム。先行の12インチ、国内盤にはShin-Skiによる激Jazzyなremixも収録。The RootsやHocus Pocus等とも比較されるそのサウンドは、初期GOON TRAXの中でもコア層から大きな支持を得ていました。
Nieve & Cook「Another Day Comes」
L.A.のラッパー"Nieve"と、プロデューサーの"Cook"によるデュオのファースト・アルバム。GOON TRAX作品の大きな特徴でもある、「歌」を軸にしたアンセム「Another Day Comes」は、今聴いても色褪せることのない名曲。現在Cookは、Lil WayneやBeyoncéの作品も手掛ける大物プロデューサーへと成長。
Collective Efforts「Until My Life Is Gone」
アトランタより3MC+1DJから成るCEが2009年にリリースされた作品『Time For Medicine』のリード曲。3MCによる軽快なマイク・リレーもヤバいが、これぞアングラ・ヒップホップ!的なPVの作りも最高デス。
Emanon「Blind Love」
今や世界トップレベルのシンガーとして君臨する"Aloe Blacc"が、Blu & Exileとしても有名なExileと組んだ1作。『IN YA MELLOW TONE 3』にも収録した「Blind Love」は、Aloeの歌声と今ではレアなラップが堪能できる素晴らしい1曲。レアなライブ映像と共にどうぞ。
Audible Mainframe「Ready To Fly」
ボストンのHip Hopバンドによる日本デビュー盤。ArtOfficialよりもロック度強めで、曲も非常にバラエティに富んでます。「Ready Top Fly」は本作には未収録ですが(『IN YA MELLOW TONE 7』収録)、2012年に闘病生活の末この世を去ったフロントマンの"MC Expo"へ捧げえられた1曲。R.I.P.
Incise「Hope feat. Need Not Worry」
カナダはトロントのプロデューサー"インサイス"によるセカンド・アルバム収録の1曲。サンプリングを軸にしながらも、自身がプレイする生楽器も取り入れたスタイルは、その後のGOON TRAX日本人プロデューサー勢にも大きな影響を与えました。featのNeed Not Worryは、これまでに仕事してきたラッパーの中で、個人的に一番好きなラッパー。
この粘り気満点のフロウは癖になります。
Magnetic North & Taiyo Na「Home:Word」
今回のベスト盤選曲において、最後の最後まで収録を悩んだ1曲。『IN YA MELLOW TONE 6』の1曲目も飾っている同曲。Wong Fu Productions制作のPVの完成度がヤバすぎです。世界中のアジア・コミュニティーとGOON TRAXを繋いでくれた大事な1曲。トラックは全て生演奏、フックではソウルフルな歌が冴え渡る、そんなスタイルをニューヨークにいる彼らが同じタイミングでやっていたなんて、運命感じますね。
LHA (Leehahn & Adikkal)「Free feat. Kimberly Aviso」
オーストラリアのデュオによるGOON TRAXでは2作目となる作品より。現在の世界のHip Hopシーンを見渡しても、Leehahnほど"Jazzy Hip Hop"という言葉が似合うプロデューサーは居ないと思います。来日公演時に撮影された同曲のPVも、即席で撮影されたとは思えないナイスな仕上がりです。
RAq「no brand」
今回のベスト盤にはSam Ockとの英詞曲を収録した、日本人ラッパー"RAq"の作品の中、もっともハードな1曲。彼の日本語詞の曲も気になる!という方は「Lost Tapes 1」「2」をチェックしてね!来年は日本語詞のアルバム、英詞のアルバム、2枚のアルバムをドロップ予定!お楽しみに!