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日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介!コンヴィチュニー~ブルックナー:交響曲第5番

コンヴィチュニーのブルックナー

2020年10月11日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載
「テンポどっしり 大伽藍の存在感」(鈴木淳史氏評)

正面から迫る豪快さとバランス感覚が両立した重厚な演奏、フランツ・コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による「ブルックナー:交響曲第5番」(SACDハイブリッド)が、2020年10月11日(日)の日本経済新聞日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」に紹介されました。

鈴木氏は、ブルックナーの音楽を「ゴツゴツした肌触りで、オシャレ要素が一ミリも無い巨大な怪物」とし、この第5番は「この作曲家のほかの交響曲に比べて、もっともストイックなスタイル」を持つと紹介。コンヴィチュニーの演奏は「とことん無骨、ならびに無愛想を貫き」、この作品の「禁断の味を指南」しているとし、第1楽章から「どっしりと構えたテンポ」で「雄渾な運び」を見せ、遂に終楽章のコーダで「これまで地道なまでにコツコツと積み上げてきた動機が、大伽藍へと変貌する瞬間」を迎えると解説しています。

1743年に創立された名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏も「それぞれの楽器の質感」が生々しく、「弦楽器のピッツィカート一つが重みを持っているような、ずしりと手応えのある存在感」があり、「大いなる音楽は、そうした凄みの集積によって出来ていたのだ」と締めくくっています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

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このオーケストラは19世紀中葉に大作曲家のメンデルスゾーンがカペルマイスター(楽長)を務め、一躍その名声を高めた歴史をもっています。その後も、ニキシュ、フルトヴェングラー、ワルター、アーベントロート、コンヴィチュニー、ノイマン、マズアなど錚々たる指揮者たちががその伝統に磨きをかけました。フランツ・コンヴィチュニー(1901~62)はライプツィヒ音楽院に学び、指揮者転身前は当楽団のヴィオラ奏者を務めた経験があるだけに、最もよくライプツィヒの音楽伝統を受け継いだ指揮者であると言えます。彼はステレオLP時代に入った直後に急逝したため、残されたステレオ録音は少ないのですが、その貴重な遺産をタワーレコードではレコード会社の協力ものと、現在望みうる最高の音質で残すべくSACDハイブリッド盤としてリリースしています。1組目のベートーヴェンの交響曲全集は、ドイツのベートーヴェンの演奏伝統が集約されたような名盤で、日本でもLP時代から広く知られていたものです。2組目のメンデルスゾーンの「スコットランド」交響曲は、このオーケストラが初演した曲目であり、その蒼古な味わいがなんとも言えません。続くシューマンの交響曲全集も、シューマン自身がこのオーケストラを指揮していたこともあり、これらの作品の原点的な演奏となっています。最後のブラームスの交響曲第1番、他は、コンヴィチュニーの最後のセッション録音となったもので、雄大なスケールと堅固な構成感をもった素晴らしい演奏です。 (タワーレコード)