シティ・ポップの定番が集結!CITY POP名盤20選
時を超えて、国を超えて、いま世界を魅了するジャパニーズ・シティ・ポップ。
竹内まりや、吉田美奈子などの人気の定番曲を収録した、シティ・ポップの名盤をタワーレコードバイヤーが厳選してご紹介!
松任谷由実『昨晩お会いしましょう』
超能力を使う少女を演じ、薬師丸ひろ子が大活躍した青春映画『ねらわれた学園』の主題歌&テレビ朝日系ドラマ『めぞん一刻』エンディングテーマ「守ってあげたい」や、映画『私をスキーに連れてって』挿入歌「A HAPPY NEW YEAR」は、このアルバムに収録。映画上映と同年の1981年発表作。「タワー・サイド・メモリー」などのほか、全10曲を収録。
松下誠『First Light』
セッション・ギタリスト&アレンジャーとしてシティ・ポップ作品の数々に関わった松下が1981年に発表した1stアルバム。スティーリー・ダン、ジェイ・グレイドンあたりのサウンドからの影響も大。高度な音楽性とテクニックを用いて、80年代特有の日本の都会のイメージを表現したトータル・アルバム。
寺尾聰『Reflections』
大ヒット曲「ルビーの指環」を収録した国民的名盤。いまとなっては俳優のイメージが強いが、元々はザ・サベージ~ザ・ホワイト・キックスのベーシストでバリバリのミュージシャン出身だった寺尾聰氏が、松本隆や井上鑑、林立夫、松原正樹ら錚々たるメンツと作り上げたトーキョー・ポップス作品。「SHADOW CITY」「予期せぬ出来事」のほか、和AORレゲエ「喜望峰」もオススメ。
やまがたすみこ『FLYING』
プロデューサーに松本隆、アレンジャーに鈴木茂を迎えた、やまがたすみこの通算7作目。細野晴臣、佐藤博、伊藤銀次らが作曲者として名を連ねるなど、はっぴいえんど~ティン・パン・アレー系のスタッフ陣が集結して作り上げた、70年代シティ・ポップ・アルバムの定番中の定番。本作は、鈴木茂が他人のアレンジを本格的に手がけた最初の作品であり、その後、売れっ子アレンジャーとして活躍する彼にとっても記念すべき一作といえる。
鈴木茂『LAGOON』
細野晴臣、林立夫らキャラメルママ~ティン・パン・アレーの盟友たちと共にハワイで録音敢行。エレピやホーン・セクションをフィーチャーしたソフィスケイトされたメロウなサウンドに都会的な松本隆作の都会的なリリックとレイドバックした歌声を乗せたシティ・ポップの先駆け作品。アーティスト、鈴木茂の類い稀な音楽センスを体感出来るセカンド・アルバム。
大瀧詠一『A LONG VACATION』
フィル・スペクター~60'Sポップスへのオマージュを日本の大衆音楽に昇華した永遠のエヴァーグリーン。1981年3月21日に発表された大滝詠一最大のヒット作。永井 博のイラストと共に作詞の松本 隆の描く世界を漂うどこか冷めた主人公に誰もが自己投影してしまう。"君は天然色"など、CMでもたびたび起用される名曲の数々を収録。発売40周年を記念して、40th Anniversary Editionをリリース!
竹内まりや『ヴァラエティ』
竹内まりやの代表作にして80年代J-POPの金字塔。世界的なシティ・ポップ・ブームの火付け役となった"プラスティック・ラブ"希少12インチMIXを含むボーナス・トラック7曲収録。全曲竹内まりや作詞・作曲、山下達郎プロデュース=ゴールデン・コンビによる最初の作品。"もう一度" "本気でオンリーユー" "マージービートで唄わせて"など代表曲を収録。
山下達郎『FOR YOU』
鈴木英人のイラストと共に「リゾート感」「夏」の開放的なイメージを抱かせる代表傑作。テレキャス(ギター)のカッティングも最高な"SPARKLE"はライヴのオープニング定番でもある人気曲。"LOVELAND,ISLAND" "YOUR EYES" "あまく危険な香り"…など代表曲を収録。 1982年発表、RCA⁄AIR期のラストとなる6thアルバム。山下達郎本人によるリマスタリング/自筆ライナーノーツ&曲解説も!
山下達郎『RIDE ON TIME』
ドラマの挿入歌として、22年ぶりのチャートインという大記録を打ちたてた“RIDE ON TIME”、名曲“RAINY DAY”を収録した本作は、リアルタイムで聴いてた方にはもちろん、彼の音楽をよく知らない若い人にも、是非とも聴いてもらいたい名盤!“RIDE ON TIME” [シングル・ヴァージョン]や未発表曲を含むボーナストラック4曲を収録。山下達郎本人によるリマスタリング/自筆ライナーノーツ&曲解説収録!
松原みき『POCKET PARK』
世界的シティ・ポップ・リヴァイヴァルを象徴する”真夜中のドア~Stay With Me”収録!松原みきが1980年に発表したデビュー・アルバム。後に続くブラックミュージックのエッセンスを巧みに取り入れたサウンドが既に確立されたシティ・ポップスの定番人気作品。作編曲:林哲司、Drums:林立夫、Bass:後藤次利、Guitar:松原正樹らによる屈指の演奏、当時19歳にして驚くほどの色気を放つ松原みきのヴォーカルに聴き惚れます。ボーナストラックには(Original club mix)も収録。
シュガー・ベイブ『SONGS』
山下達郎、大貫妙子、村松邦男が中心となって結成されたシュガーベイブが1975年に発表した唯一無二の傑作アルバム。大瀧詠一のナイアガラ・レーベル第一弾作品。日本の音楽史上の重要作となる歴史的名盤。"SHOW" "DOWN TOWN" "今日はなんだか"などエヴァー・グリーンな輝きを放つ名曲が並ぶ。ボーナストラックも多数収録のナイアガラ30周年記念のコンプリート盤は必携!
荒井由実『COBALT HOUR』
"卒業写真"、映画『魔女の宅急便』のテーマ"ルージュの伝言"など国民的名曲が並ぶ、1975年発表の3rdアルバム。細野晴臣の跳ねるベースに競うようにティンパンアレーの演奏がスリリングに展開する"コバルト・アワー"は2021年NHK紅白でも披露。コーラスで吉田美奈子、大貫妙子、山下達郎ら豪華アーティストも参加!バーニー・グランドマンによる2000年リマスタリング。
吉田美奈子『LIGHT'N UP』
都会的で洗練されたアンサンブルが際立つレディ・ソウル傑作。冒頭を飾るアルバム・タイトル曲"LIGHT'N UP"は、煌びやかなホーン・アレンジに飾られたゴージャスなフュージョン・ディスコ。"頬に夜の灯"やデヴィッド・サンボーンのサックスがむせび泣く"風"など、スロウからミッド、アップまでハズしナシ!松木恒秀 (g)ら最強の布陣による東京録音に、最強NYホーンズのダビング、吉田 保によるミックスを米N.Y.で敢行!
大貫妙子『SUNSHOWER』
シュガー・ベイブを経て、大貫妙子が1977年7月25日に発売した2ndアルバム。坂本龍一(key)編曲のもと、細野晴臣(b)、山下達郎(cho)、清水靖晃(ss)らレジェンドも参加、STUFFのクリス・パーカーのドラムがキマリまくる"都会"は名曲!海外からの評価も著しい70'S JAPANESE GROOVE人気作。
間宮貴子『ラブ・トリップ』
世界的なシティ・ポップ再評価ムーブメントを象徴する80'S国産グルーヴ!82年当時もほとんど話題にならずこの一枚で消えていった歌手、間宮貴子の唯一作品。ユーミンあたり?を意識しつつ、「都会のキャリア・ウーマン」的イメージのフラットなヴォーカルもポイント。椎名和夫、難波弘之、鳴瀬喜博、井上鑑ら豪華ミュージシャンが参加。タワレコ限定販売。2012年デジタルリマスター。
EPO『DOWN TOWN』
EPOが1980年3月に発表した傑作デビュー・アルバム。山下達郎作曲、シュガー・ベイブの名曲で、TV番組「おれたちひょうきん族」のEDテーマとして使用されたカバー"DOWN TOWN"(編曲:林 哲司、清水信之)などを収録。山下達郎(アレンジのみ)、竹内まりや(cho)他、豪華ミュージシャン多数参加。吉田保による2015年リマスタリング。
佐藤博『アウェイクニング』
いま世界規模でウォンツの高まるメロウでチルアウト感タップリのリゾート和レアリック!日本を飛び出し単身L.A.で作り上げた、一人多重録音によるヒューマン・ソウルの傑作!波音のSEから始まり、” YOU'RE MY BABY” “BLUE AND MOODY MUSIC”に続く流れはなんとも気持ち良い。夏の午睡を誘う貴方の永遠のサマー・クラシックとなる事マチガイなし。
はっぴいえんど『風街ろまん』
松本 隆、細野晴臣、大滝詠一、鈴木 茂ら、後にシティポップのキーパーソンとしても捉えられる若きレジェンドたちが奇跡的に集結したはっぴいえんどが1971年11月に発表した2ndアルバムにして日本語ロック史上の傑作。東京の原風景を架空の都市「風街」として表現した松本隆の歌詞も革命的。
角松敏生『AFTER 5 CLASH』
それまでのリゾート色が強くオシャレなシティ・ポップスといった“夏と海”のイメージに代わり、趣だったが、じっくりと、あるいはしっとりとバラードなどに円熟味が加わった“夜と都会”の雰囲気をキーワードに、” IF YOU…” “Step into the Light / After 5 Crash”などコンテンポラリーな名曲を収録した4枚目のアルバム。
細野晴臣/鈴木茂/山下達郎『パシフィック』
細野晴臣、山下達郎、鈴木茂、高橋幸宏、坂本龍一、松任谷正隆をはじめ、現在でも日本のポップス・シーンを支えつづけるトップ・クリエイターたちが、「アイランド・ミュージック」に挑戦したインスト企画アルバムの名盤。YMOバージョンの元となる”コズミック・サーフィン”や山下達郎による小組曲”ノスタルジア・オブ・アイランド”などJフュージョン志向のトラックが満載!
CITY POP 必読書