【追悼】指揮者・作曲家 外山雄三 92歳

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2023年7月11日、戦後のクラシック音楽界を牽引した指揮者で、日本の民謡を素材とした「管弦楽のためのラプソディ」の作曲家としても知られた外山雄三（とやま・ゆうぞう）さんが慢性腎臓病のため長野県の自宅で亡くなりました。92歳でした。

外山雄三さんは1931年5月10日、東京生まれ。東京音楽学校（現東京芸術大学）で作曲を学び、在学中の51年「三つの性格的断片」で第20回音楽コンクールに入賞。卒業後NHK交響楽団に入団。1956年NHK交響楽団を指揮してデビュー。1958年からウィーンに留学、ザルツブルク・モーツァルテウムでエーリヒ・ラインスドルフのマスタークラスを専攻。1963年第12回尾高賞受賞のほか、多くの賞を受賞し、作曲と指揮の両面で活躍し続けてきました。

指揮者として京都市交響楽団常任指揮者(1967年 - 1970年)、名古屋フィルハーモニー交響楽団音楽総監督・常任指揮者 (1981年 - 1987年）、NHK交響楽団正指揮者 （1979年 -）、仙台フィルハーモニー管弦楽団音楽監督（1989年 - 2006年）、神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽監督（1992年 - 1996年）、大阪交響楽団ミュージックアドバイザー(2016年 - 2019年）、同名誉指揮者 (2020年 -）など要職を歴任し、文字通りクラシック音楽界を牽引する大きな存在でした。

ここに謹んで哀悼の意を表し、ご冥福を心からお祈り申し上げます。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

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