UK発“ときめき甘キラ”R&B最新系!ケイ・Bのニュー・アルバム
ジェイ・ショーン、タイオ・クルーズに続くのはこの男!
ジェイ・ショーン「ダウン」の全米1位獲得以降、タイオ・クルーズも「ブレイク・ユア・ハート」で全米1位、スティーヴィー・ホアンもメジャー契約する等、UK産の男性R&Bがにわかに世界の音楽シーンの注目の的に!UKのメディアから“メジャー契約していないアーティストで期待度NO.1”と評され、そのクレイグ・デイヴィッドとも比較される清涼感あふれるヴォーカル・スタイルは、スウィートR&Bの大本命!
UKのインディ・アーティストながら日本のR&Bファンの間でクチコミ的評判が広まり、2008年に日本でも発売されたデビュー・アルバム『ルック・ノー・ファーザー』がスマッシュ・ヒットとなったケイ・Bのセカンド・アルバムが日本先行で登場!アルバム・タイトルからもその自信の程がうかがい知れるが、シングル候補曲が目白押しで、間違いなく前作を上回るクオリティとキャッチーさを兼ね備えた、とってもスウィートで爽快な仕上がり!
ミニ・インタビュー with KAY B
◆セカンド・アルバムのタイトルやコンセプトについて語って下さい。
『ベター・ザン・ビフォア』。これで決定だ。このアルバムには、「前よりすごい曲」つまり“ベター・ザン・ビフォア”な曲ばかりが詰まっている(笑)。ファースト・アルバム以降、アーティストとして経験を積み、スタジオで何をすべきかも熟知するようになった「ぼく自身」を世に知ってもらおうという願いが込められている。それに、個人的にも恋をしたりして、人生経験を深めた。恋が始まり、終わるということは、すごく深い経験を積むわけだろう?2年間という歳月のあいだに、ぼくもそういう経験を積んで「より良い人間」になったと思う。つまり、ぼく自身も“ベター・ザン・ビフォア”、前よりも人間的に豊かになったということを表現したかった。
◆主な収録曲についてコメントして下さい。
そもそも、このアルバムに入っている曲は全部好きなんだ。オープニング曲の「Take Me Away」はマッド・モーがプロデュースしていて、ぼく自身が2~3年間にわたって経験した恋のことがテーマになっている。恋愛がうまくいかなくなると絶望して、どこかとてつもなく遠いところへ逃げ出して、すべてをやり直したくなるだろ?
(つまり、この曲の歌詞は実話に基づいているわけですね?)
そう、部分的に(笑)。
「Take Me Away」は、ぼくが実際に経験したことが曲に反映することの良い例だと言える。それと同時に、この曲はアップテンポにすることによって、単なる逃避願望だけではなく、悩んでいるときにもリラックスして、その体験を楽しもうよという前向きなメッセージも込めたつもりなんだ。つまり、この曲は落ちこんでいる人を元気づけるものなんだ。
「Comfort Zone」はステキな夏向きの一曲だ。「きみをどこか心地よいところ、日常とはまったくかけ離れたところへ連れて行ってあげるよ」と語りかけている。音楽的にはもちろんこれまでにない新しい何かを作り出そうとしてできた一曲だけど、それだけでなく、ぼく自身がすばらしい美しい場所を見つけて感じた心地良さを聴いてくれる人たちも一緒に感じてもらいたいという願いを込めた。
「Larger Than Life」は非常に美しい曲だと思う。ぼく自身と兄のショーンの共作による曲だ。基本的には、人生や恋愛を祝福する内容になっている。人が生きていく中で、恋をして、交際が深まって、相手にプロポーズして、結婚する。そういう壁を乗り越えていくときって、実際には並外れた(larger than life)力が働くものだと思うんだ。この曲はそういう人生の偉大さを祝福するものなんだよ。
(では、これもまた実話に基づいているんですか?)
いや、ぼくはまだ独身だから(笑)。でも、恋が最高潮に達したときの月にも昇るような気持ち、そのあたりはぼく自身の経験が基になっているかな。そうやって最高潮に達して、よし、この人と一生一緒に生きていこうと決心してプロポーズする。そこに至るまでに働く力って、実に“larger than life”だと思うんだ! そう、これって国籍を問わない、実にユニバーサルな感覚だよね! どこでも誰かが誰かを愛している。この曲はあらゆる人間の愛や人生を祝福するものなんだ。
「Push It Back」はTez-Leeと一緒にプロデュースした。Tez-Leeはヴォーカルにも参加してくれている。このころ、ちょうどマイケル・ジャクソンが亡くなって、ぼくたちはマイケルの曲を片っ端から聴きまくった。だから、よく聴くとマイケル・ジャクソンの影響がいろんなところに感じられるはずだ。クラブ風チューンをかけるラジオにはいいんじゃないかな。恋人たちのことを歌っているし、パーティ・シーン、クラブ・シーン向きの曲だと思う。
もうひとつ、タイトル・チューンの「Better Than Before」について話したい。これは内容的に深い意味のある曲で、ぼく自身の過去の恋愛体験が基になっている。恋をしていれば、うまくいっているときもあるし、関係がまずくなることもある。いろんな過ちも犯す。でも、そういう経験から学ぶことで、ぼくたちは人間として前よりも良く(ベター・ザン・ビフォア)なっていくんだ。恋をしていろいろ学ぶのが、人間として前進するためにはベストな道だと思う。恋が終わって、もう恋人同士ではなくなったとしても、ふたりの人間として前よりも良い関係になることができる。この曲はそういったことがテーマになっている。聴いてくれる人たちが、こういった曲をそれぞれ自分の経験に関連づけて、パーソナルなレベルで受け止めてくれたら嬉しい。
あと、「Do You Love Somebody」も愛を祝福する曲だ。恋人だけでなく、友だち、一緒に暮らすパートナーとか、愛する人がいるってことは素晴らしい。そういうことを祝福しているんだよ。いわゆるラヴソングというよりクールな感じで愛をとらえてみたつもりだ。
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