ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート、インタビュー到着
FUJI ROCK FESTIVAL'11 出演決定!
新世代シューゲイズ/インディポップ・バンドが、これ以上はないプロダクション/ミキシング・チーム、フラッド&アラン・モウルダーを迎えて作り上げたセカンド・アルバム!全世界で大絶賛を得た前作から2年、ついに大ブレイクを迎えるべく傑作が日本先行発売!
2009年リリースのデビュー・アルバム『ザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート』は、全世界で大きな評価を獲得。シューゲイズ/インディポップ・ファンは諸手を挙げて同作品を絶賛し、『Pitchfork』『NME』をはじめ、ほぼ全てのプレスが同年の年間ベスト・アルバムの一枚に同アルバムを選出した。ここ日本でも、全国のCDショップ店員が選ぶ “CDショップ大賞”の洋楽部門でレディー・ガガに続く準大賞を獲得し、まさに草の根的なかたちでヒットを記録している。こうした中リリースされるこのセカンド・アルバム『ビロング』でバンドが大ブレイクするのは間違いなし。まさに全世界が待ち望んだセカンド・アルバム!
アルバムのプロデュースはフラッド(U2、スマッシング・パンプキンズ、シガー・ロス他)、ミックスはアラン・モウルダー(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、スマッシング・パンプキンズ、ジーザス&メリーチェイン他)という、これ以上はない人選。バンドはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやスマッシング・パンプキンズから大きな影響を受けており、結果、バンドが本当に望むサウンドのアルバムとなった。アルバムからのファースト・シングル「ハート・イン・ユア・ハートブレイク」は既に『Pitchfork』の“ベスト・ニュー・ミュージック”に選ばれており、同サイトは“デビュー・アルバム同様キッズに直ぐにアピールするだろう”と好評価をしている。
日本先行発売&日本盤ボーナス・トラック4曲収録
【収録曲】
01. BELONG/ビロング
02. HEAVEN’S GONNA HAPPEN NOW/ヘヴンズ・ゴナ・ハプン・ナウ
03. HEART IN YOUR HEARTBREAK/ハート・イン・ユア・ハートブレイク
04. THE BODY/ザ・ボディ
05. ANNE WITH AN E/アン・ウィズ・アン・イー
06. EVEN IN DREAMS/イーヴン・イン・ドリームズ
07. MY TERRIBLE FRIEND/マイ・テリブル・フレンド
08. GIRL OF 1,000 DREAMS/ガール・オブ 1,000 ドリームズ
09. TOO TOUGH/トゥー・タフ
10. STRANGE/ストレンジ
11. THE ONE/ザ・ワン*
12. I WANNA GO ALL THE WAY
/アイ・ワナ・ゴー・オール・ザ・ウェイ*
13. STEEL DAUGHTER/スティール・ドーター*
14. TOMORROW DIES TODAY/トゥモロウ・ダイズ・トゥデイ*
*日本盤ボーナス・トラック
The Pains Of Being Pure At Heart / Interview (2011年2月)
with Kip Berman/キップ・バーマン(Vo/G)
1)新しいアルバム、素晴らしかったです。出来には満足していますか?
どうもありがとう! 僕たちは今回、本当に特別なチャンスを掴むことができたと思うよ。だって、自分達が昔から思い描いていたサウンドで、僕らの曲をレコーディングできたんだからね。
2)アルバムを作るにあたって何かコンセプトやテーマみたいなものは持っていましたか?
そうだね、脆さやポップなフィーリングを維持しながらも、本能的でパワフルな感じのサウンドにしたかったな。
3)アルバムの曲作りはいつごろ始めたのですか?何曲位、アルバム用に曲を用意したのですか?
ファースト・アルバムのレコーディングが終わった瞬間から書き始めたよ。だから2008年かな。だいたい25曲くらいは書いたよ。で、そのうちの4曲は『ハイアー・ザン・ザ・スターズ』EPに使って、2曲は7インチの『Say No To Love』に使った。で、アルバム『ビロング』のBサイドとして4曲を使って、10曲が実際にアルバムに収録された。残りの曲はあんまり満足できる出来ではなかったんだ。だから今後、それらをレコーディングすることはないよ。
4)あなたたちは、どのようにして曲を書くのですか?誰か一人が書くのですか?それとも皆で一緒に書くのですか?
歌詞は僕が書く。で、ベーシックな作曲も僕がする。そして他のメンバーは、自分自身でそれぞれのパートを自由に演奏するんだ。ぼくはギターしか弾けないから、どうやってクールなドラムやベース、キーボードのパートを作ったら良いかはわかんないんだよね。
5)アルバムの中であなたが一番好きな曲を一曲あげてください。
ちょっと答えるのは難しいな。一曲あげるのは難しいよ。「ビロング」と「ストレンジ」、この2曲はとてもエモーショナルだとは思うけどね。けど最初の質問にあったとおり、僕は25曲を書いて、このアルバムに収録した10曲(それと『ハイアー・ザン・ザ・スターズ』の4曲)を気に入った。それは間違いないよ。
6)あなたたちの作品のアートワークはいつも素晴らしいですが、今回、フロント・カヴァーの絵は誰が書いたのでしょうか?
ブルックリンの若いアーティスト、Winston Cmielenski が描いてくれたんだ。7インチの『Say No To Love』から、彼は僕らの作品のアートワークを手がけてくれているんだよ。その前は、Kendra Rutledgeという写真家の写真を使っていたんだ。
7)最近のニューヨークのミュージック・シーンはどんな感じですか?気に入っているバンドはいますか?
ニューヨークにはいつも良いバンドがたくさんいるよね。最近気に入っているのは、Big Troubles、Murder Mystery、Zaza、Hooray for Earth、Minks、The Hairsといったバンドかな。
8)最近気に入っているインディポップやシューゲイザーのバンドを教えてください。
最近はフェルトみたいなサウンドを持ってるニューヨークのバンドが好きなんだ。例えばMinksとか。あと今風の音じゃないけど、Wild Nothingを気に入っている。彼らは自然で繊細な音を鳴らすインディポップ・バンドだよね。あと最近のシューゲイザーのバンドにはあまり詳しくはないんだけど、そうだな、The Catherine Wheelのアルバム、『Chrome』をよく聴いてるかな。気がついたらこのアルバムに入っている「The Nude」という曲を10回もリピートしたりしてるんだよ。
9)では、あなたの人生のなかで重要な5枚のアルバムを、ちょっとしたコメントをつけてあげてもらえますか?
まずフェルトの『ミー・アンド・ア・モンキー・オン・ザ・ムーン』。僕はフェルトが大好きなんだ! このアルバムは彼らの最も有名なアルバムではないけれども(もっとも彼らは有名なアルバムを一枚も持ってないけどね)、一番エモーショナルなアルバムのように思うんだ。とにかくローレンスは天才だよ。このアルバムでの彼は、本当にリアルで繊細だ。次は、スマッシング・パンプキンズの『サイアミーズ・ドリーム』。この後にリリースされた彼らのどんなアルバムよりもこの一枚が好き。なぜなら、自分達が本当に重要なバンドだ、ということに気づく前の彼らを克明に記録しているからね。このアルバムの後、彼らはダークでアグレッシヴになっていくんだけど、『サイアミーズ・ドリーム』には誠実さを強く感じるんだ。3枚目は、デビッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』。音と視覚、この両方を兼ね備えた70年代初期のアルバムを見つけることはとても難しいんだけど、このアルバムはその両方を持っていて、ここから僕はグラム・ロックを知ったんだ。そして今でも僕のお気に入りの一枚なんだよ。次は、レディオヘッドの『ザ・ベンズ』。彼らがやってきたことのほとんどは賞賛されるべきだけど、個人的にこのアルバムが彼らの作品の中では断然に好き。最後に、ヨ・ラ・テンゴの『ペインフル』。ペギーとバンドを始めた時、よく一緒に出かけたりしてたんだ。その時、お互いが好きなアルバムをよく聴いていたんだよ。そんな時に二人で一番たくさん聴いたのが、このアルバム。
10)今年、フジロックに出演すると聞きました。フジロックのことを知ってましたか?あと、フジロックで演奏する意気込みを聞かせてください。
フジロックは有名だからね。もちろん知ってるよ。僕らは初めて日本に行った時、200人くらいの前でプレイしたんだ。で、少なくとも300人の人はフジロックには来るよね?もっとくるのかな?とにかくフジロックでプレイできるなんて、名誉なことだよ。