全英NO.1天才リリシスト、ザ・ストリーツ通算5枚目にして最終章となる新作
「イギリス版エミネム」「UKガラージにおけるボブ・ディラン」と称され、たった1枚のシングル「Has It Come To This?」でイギリス、ポップ・カルチャーの<未来>となったザ・ストリーツことマイク・スキナー。彼自身が宣言している通り、ザ・ストリーツとしての音楽活動は本作がラスト。
5枚のアルバムに渡るとてもパーソナルな精神的彷徨で学んだことを、全て詰め込んだ今回のアルバム。先行カットのシングル「Going Through Hell」は、UKロック/ラップのハイブリッドとして話題となっている曲で、ザ・ミュージックのロブ・ハーヴェイによるゲスト・ヴォーカルも加わわり、最後の別れを告げるのに最高の幕開けとなっている。この他にも、特異体質性のビート・メイキングや優れた言語能力を発揮した曲が満載。激しいグライムを美味そうなアルファベット・スパゲッティに料理した「ABC」、2009年の入院とその後1年間に渡る健康状態をストレートに語った「Trying To Kill M.E.」など、エネルギッシュかつデビュー・アルバム『Original Pirate Material』と同等のフレッシュな輝きがある作品に仕上がっている。
日本盤はボーナス・トラック3曲収録
UK RAP/HIPHOP
大ヒット中のタイニー・テンパー、イビザでもヒットしたエグザンプルなど、トランス/ロック/エレクトロ・ハウスなどを取り込んだポップな作風は聴きやすくてオススメ!