北欧デュオ、ザ・ディア・トラックスの幸福と希望満ち溢れる最高傑作
別々のバンドで成功を収めたデビッド・レーンベルグとエリン・リンドフォースによる男女デュオ、ザ・ディア・トラックス。彼等のサウンドの特徴はここ数年のエレクトロ系のアーティストに見られるネガティヴなイメージが全くない事だ。電子音にアナログな生楽器を使用する事により、冷ややかになりがちなサウンドから脱却する事に成功した。美しく透き通るような繊細さと心の奥底の感情に染み込む様に広がる叙情の旋律が見事に織り成した彼等のサウンドは北欧の美しい幻想的な世界観を音で奏でる正に「サウンドアート」と言っていいだろう。
2010年3月にはE.P『Eggegrund』とデビュー・アルバム『Aurora』をカップリングした日本盤のみの豪華全16曲収録の2枚組スペシャル・エディションにて、アルバムをリリース。4月には<INTO YOUR DREAM TOUR>と題した東名阪ツアーを同郷スウェーデンのポップバンド、ザ・レディオ・デプトとアメリカのシューゲイザーバンド、フリーティング・ジョイズと共に敢行。映像とサウンドがリンクした彼等のライヴに酔いしれるファンが続出。また、ここ数年のライヴ不況の中、東京公演はソールドアウトし、入場規制がかかる程の成功を収めた。今作は『Eggegrund&Aurora』に続く、未発表曲など日本盤ボーナストラック3曲を含む全12曲収録の新作フル・アルバムとなる。
日本盤ボーナストラック4曲収録
日本盤のみの豪華全16曲収録の2枚組スペシャル・エディション『Eggegrund&Aurora』