現代アルゼンチン音楽の最重要人物、カルロス・アギーレの新作

待望の新作『オリジャニア』は、アルゼンチンはもとよりラテン・アメリカ各地にて録音され、時間をかけて制作された珠玉の14曲を収録したソロ名義でのリリース。豪華ゲスト陣の他にも、もちろんファルナンド・シルヴァ、セバスチャン・マッキ、ゴンサーロ・ディアスなど馴染みのミュージシャンも参加し、サウンドの屋台骨を支えています。その内容はというと、まさにアギーレのこれまでの集大成ともいえる素晴らしいもの。これまで数々の名曲を書いてきたアギーレならではの「歌心」がアルバム全体を満たし、洗練された優美なハーモニーとともに心に迫ります。彼本来の美しい幽玄の音世界を中心にしながらも、過去の作品とはひと味違う、ラテンアメリカならではの「陽性」な楽曲が随所に収録されているのは、今作の制作過程を反映していると言えます。これまでのアギーレ作品のアートワークを手掛けてきたパメラ・ヴィジャラーサ氏によるイラストを全面的にあしらったジャケットも期待を裏切らない完成度。タイトル『ORILLANIA』は「岸辺」「沿岸」を意味する「ORILLA」を元にしたアギーレによる造語と思われ、都会の喧噪から離れ、パラナ河のほとりに住み、河を自らの創作活動の源、というアギーレの想いが込められた美しい響きのタイトルです。
Carlos Aguirre
現代アルゼンチンの最重要アーティストにして、多くのミュージシャンや良心的リスナーの憧れと敬愛を一身に集める天才、カルロス・アギーレ。その高い音楽性と叙情性が一体となった唯一無二の美しい作品に心酔する人々が続出し、「静かなる音楽」ムーヴメントの中心的存在として局所的に注目を集めてきた。2010年7月に、傑作と名高いファーストアルバム『カルロス・アギーレ・グルーポ(通称:クレーマ)』(99年発表)が国内盤でリリース。同年10月には奇跡の初来日公演が実現し、その人気に火がつく。そして2012年2月、待望の新作『オリジャニア』をリリース。
カルロス・アギーレ主宰シャグラダ・メドラ(SHAGRADA MEDRA)から、作曲/編曲家/ピアニストのセバスティアン・ベナッシによるピアノ・ソロ・アルバムも登場!