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オーヴァーキル、モダンなフィーリングを取り込んだ注目作

Overkill

80年のバンド結成以来、徹底してスラッシュ・メタルの王道をまい進し続けるオーヴァーキル。パイオニアであり、アイコンであり、レジェンドである。その間、数多くのバンドに影響を与え続け、今もなおオーヴァーキルの存在感は時間の経過とともに強くなってゆく。2009年に<Nuclear Blast>との契約を締結、翌2010年に同レーベルからのデビュー・アルバムとなる『Ironbound』を発表。フロントマン=ボビー・ブリッツと4人の男たちが再び立ち上がる。

スラッシュ・ファン垂涎のラインナップを集めた彼らのアニヴァーサリー・ツアー“Killfest”ツアーでは全米、ヨーロッパ、南米、オーストラリアをくまなくサーキットし、世界中のファンを喚起の渦に叩き込んだ。そして2012年、バンド結成32周年となる年に16作目のアルバム『The Electric Age』が完成。 ブリッツいわく、「『Ironbound』時代の再生のような感覚だ。ロウでワイルドな若者が自然にたどる道のりを前作から新作はたどっている」。

『Ironbound』が全盛期のオーヴァーキルのスタイルをリヴァイヴァルさせたような作風であったとするなら、新作『The Electric Age』はバンドのトレードマーク的なサウンドはそのままで、そこにモダンなフィーリングがふんだんに盛り込まれた作品と言って良いだろう。もちろんバンドのルーツであるNYスラッシュの要素を否定したりすることは絶対にないのだが。

腰掛けて、リラックスして・・・冗談じゃない!! 立ち上がれ、ヴォリュームはマックスに。拳を振り上げて、頭を振り乱せ!!

 

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タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2012年03月30日 12:07