ウェルカム・バック!ナイトメアズ・オン・ワックス5年振りの新作
名門〈Warp〉の最重要アーティストとしても知られ、90年代にリリースされた『Smokers Delight』や『Carboot Soul』は今も歴史的名盤として語り継がれ、日本でもロングヒットを記録したローファイ・ファンク・アルバム『In A Space Outta Sound』(2006)によって、その名を世界的なものとしたNightmares on Wax。5年振りの本作では世界各国から集まった凄腕ミュージシャン達と共に、現在の活動拠点であるイビザ島で制作されている。イントロの最初の10秒でリスナーの心を鷲掴みにする'So Here We Are'(Trk.1)、トリップホップ・ソウルを基盤にし、カリフォルニアのフォーク・シンガー=Katie Grayをフィーチャーした‘Masterplan’(Trk.3)、70年代のモータウンのヴァイヴスまでをも醸し出す感動の名曲‘Give Thx’(Trk.6)と、異常なまでのラテングルーヴを織り交ぜた‘Eye (Can’t See)(Trk.7)の2曲ではZero 7でも活躍する名シンガーMosesをフィーチャーしている。かき集めたパーカッションと、チベット僧侶のお経をループさせ宇宙まで飛ばした‘Om Sweet H(om)e’(Trk.10)は荘厳!ジャザノバのアレンジャーも務めるSebastian Studnizkyが多彩なオーケストレーションとストリングスを担当、キーボードはジョージの盟友Robin Taylor-Fifth、さらにはPat Methenyとも共演するなど、ジャズやフュージョン界でひっぱりだこの名ジャズドラマー、Wolfgang Haffnerも参加している。