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61~62年録音、カラヤン&ベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集をBlu-ray Audioで!

カラヤン/ベートーヴェン交響曲全集

カラヤン没後25周年―60年代の意気揚々たる全曲録音を最高の音質で!
カラヤン/ベートーヴェン:交響曲全集(5CD+BDA完全限定盤)
1961&62年、ベルリン、イエス・キリスト教会で収録されたステレオ録音が、あらたなるリマスターで見事に蘇りました。ブルーレイ・オーディオには2003年のSACDによる交響曲全集発売時にも特典版として封入された交響曲第9番のリハーサル風景も収録。
カラヤン&ベルリン・フィルの良好な関係が感じられる意気揚々たる演奏が、最新のテクノロジーを駆使したリマスターによって更に迫力を増して圧倒的な感動の坩堝へ聴き手を誘います。
CD5枚(交響曲全9曲、新規24bit/96kHzリマスター音源)
+ブルーレイ・オーディオ(交響曲全9曲+第9番リハーサル24bit/96kHz)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
この録音について
「1961年12月から翌年11月にかけて、すでに一度モノーラル録音したベートーヴェンの交響曲全9曲を今度はステレオ録音している。これは彼のレコードの中で最高の売上げを示した。交響曲第5番のLPだけでも、1977年までに120万枚が売れた。これはクラシック音楽の分野では珍しいことに、カラヤンとベルリン・フィルの『ゴールデン・レコード』となった。これこそカラヤンにとって、彼の意図する音楽の『民主化』を成功させるべき基盤ができたことの証拠となった。」
バッハマン著 横田みどり訳『カラヤン 栄光の裏側に』音楽之友社刊より
「この全集は、日本でもドイツ直輸入盤8枚組15000円で発売され(DG SKL1~8[LP])、大きな反響を呼んだし、第1~9番のばら売りも国内プレスされ、1977年に2度目のステレオによる「全集」が発売されるまでレギュラー盤として売り続けられた。また、1968年には、出版社のタイムライフが通信販売で「全集」を発売。当時のパンフレットは「独自の直接販売システムによる特別価格=9,950円…しかも、月づきわずか1,990円の5回分割払いです」と謳っている。そして『ACCディスク大賞受賞!! このベートーヴェン交響曲全集は演奏、指揮、録音が最優秀であると認められ、世界レコード界でもっとも権威あるACCディスク大賞を受賞しました』『苦悩をつき抜け歓喜にまでいたるベートーヴェンの“永遠の響き”全9曲をお聞きください!』との宣伝文句が続く。タイムライフ社が出版する雑誌はタイム、ライフ、フォーチュン、プレジデントなどエリート向けのものばかりだったので、クラシック好きはもちろんのこと、あまりクラシックに興味がなかったビジネスマンにアピールしたことは想像に難くない。(略)そして、このことはレコードがベルリンで録音された世界最高水準の演奏を、遠く離れた極東の地でも、いともたやすく手に入れることができる事実を示している。わざわざドイツへ赴かなくても、数年に一度の来日の機会をうかがわなくても、1万円ほど出せば家庭にいながらにして、美しいステレオ録音でベートーヴェンの全交響曲が好きなときに味わえるのである。これこそ、バッハマンが言うところの、カラヤンが目指した音楽の「民主化」であった。」
板倉重雄著『カラヤンとLPレコード』アルファベータ刊より