マリリン・マンソン通算9作目のスタジオ・アルバム
ロック界における混沌のカリスマ=マリリン・マンソンが、2012年発表のアルバム『BORN VILLAIN』以来となる3年振り、通算9作目のスタジオ・アルバム『THE PALE EMPEROR』をリリースする。
■新曲の無料ダウンロード施策を突如開始
アルバムからの新曲「Third Day Of A Seven Day Binge」は、2014年10月26日に、突如としてマリリン・マンソン自身のオフィシャルHPで無料ダウンロードが開始されたことで話題になった。同曲はアルバムからのシングル扱いではなく、あくまでシングルは、ミュージックビデオも作られる「Deep Six」。
■アメリカのTVドラマの主題歌
9曲目に収録された「Cupid Carries A Gun」は、2014年にアメリカで放送を開始した注目のTVドラマ『SALEM(セイラム)』の主題歌となっている。この『SALEM』とは、アメリカはマサチューセッツ州セイラム村にて17世紀に実際に起こった魔女狩りを元に制作されたTVドラマ。同曲は、アルバム用に制作した曲の中で一番最後に完成した曲だ、とマンソンは言う。
■キアヌ・リーブス主演映画にて
2014年10月24日に米国で封切られたキアヌ・リーブス主演映画『John Wick』にフィーチャーされている楽曲「Killing Strangers」もアルバムに収録。この映画のミュージック・プロデューサーを務めるのは、アルバムでギターやベースなどを弾き、作曲も担当したタイラー・ベイツ。
■リリース直後に全米ツアー
北米の発売日の翌日1/21(日本発売日)から、『THE HELL NOT HALLELUJAH TOUR』と銘打ち、アメリカで16ヶ所を回るツアーを予定。メンバーは、マンソンとトゥイギー・ラミレズ(b)、タイラー(g)、そしてレコーディングにも参加した元THE DILLINGER ESCAPE PLANのジル・シャロン(ds)と、ポール・ウィリー(g)。
■自身もTVドラマに出演
楽曲がドラマや映画に起用されているが、マンソン本人も、2014年放送された米の人気TVドラマシリーズ『Son Of Anarchy(サン・オブ・アナーキー)』のシーズン7に、刑務所を仕切る白人至上主義の囚人ロン・タリー役を演じた。マンソンの実父が同番組の大ファンだったことから、マンソンは出演依頼を快諾したという。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2014年12月02日 13:38