DJ SODEYAMA、8年振りとなるオリジナル・アルバムが完成
DJ SODEYAMA。テクノ、ハウスシーンの重要人物であり、世界のクラブやフェスティバルでDJ としてプレイし、耳の肥えたミュージックフリークスから絶大な支持を得ている。
〈ARPA RECORDS〉から過去にリリースした作品は、スヴェン・ヴァス、リッチー・ホウティン、ジョシュ・ウィンク、ダブファイア をはじめとした世界中のトップDJ にプレイされ、今作からもニーナ・クラヴィッツがいち早くプレイし、発売前にも関わらず、既に大きな反響となっている。
そんな彼のDJ SODEYAMA名義では、8年振りの新作となる『TWELVE PROCESSING』を〈moph records〉と〈ARPA RECORS〉の両レーベルよりリリースする。独特の音の捉え方と豊富なアイディア、ユーモアによって体現され、コンセプチュアルに作られた『12』の楽曲が今作には収録され、彼のDJ同様、フリーキーな内容でありながら、一貫された美意識が見え隠れする艶やかな色気のある空気感を纏っている。
フロアで受ける様々なインスピレーションが生き物のように渦巻くグルーヴ感が作品全体の躍動感となって感じることができる。その一方で精巧に作られた彫刻のような美しさがあり、幸福感の追求と同義のダンスミュージックとしての機能美を充分に持ち合わせている。
彼の持つ無邪気な音楽への探究心が具現化した今作は、それぞれのリスナーに多様な解釈を許容する懐の深さがあり、一見して反するようないくつもの要素が同時進行していくことで時間感覚が伸縮するような不思議な体験を与えてくれるだろう。そして、音楽の楽しさを改めて全身で追体験していくように、あなたの喜びに触れる作品となるだろう。
タグ : クラブ/テクノ
掲載: 2015年10月20日 21:30