ジャズ・オルガンの革命児ラリー・ヤングの未発表音源完全発掘
ジャズ・オルガンの革命児的存在、ラリー・ヤングの未発表音源。待望!フル・ヴァージョンでの登場です。
録音年は1964、65年。つまり、ブルーノートの名盤『Into Somethin'』と『Unity』の間の、正に大きなターニング・ポイントとなった時期の貴重音源!
ジャズ・オルガン奏者として、デビュー時はジミー・スミスの影響を受けていたヤング。しかし64年にブルーノートに移っては、ソウルフルな演奏から新主流派的な演奏、モード演奏に突き進み、コルトレーンからも大きく影響を受け、自身のオリジナリティを発揮。
そして、この未発表音源の発表により、『Into Somethin'』から『Unity』制作の構想も明らかにされるのです。
2015年の春には、10インチ盤アナログで4曲のみを収録した作品が出ており、そちらでは、『Unity』のラストとなる「Beyond All Limits」がA面1曲目を飾り、大きく話題になりましたが、今回のフル・ヴァージョンでは、同じく『Unity』に収録された「Zoltan」も収録!!!
これら2曲は双方とも、すでに『Unity』と同様のアレンジで演奏されており、既にこの時期に楽曲の構想が明確になっていたことが明らかになります。また同CD2に収録されたウェイン・ショーターのナンバー「Black Nile」の演奏は、60年代半ばのジャズの強力無比なエネルギーを感じさせる演奏!
ディープに音を敷き詰めるようなラリーのオルガンをバックに、当時21歳のウッディ・ショーと玄人筋に人気のネイザン・デイヴィスの2トップが青白い炎を思わせるような鋭い演奏を炸裂。当時のパリという都市において、このような“新主流派”の奔流を感じさせる演奏が記録されていたことも貴重です。
ラストは、ラリー・ヤングがピアノでブルースを演奏。革新的な構想の裏に見える渋い演奏も聴き逃せません!
音源はフランスのNational Audiovisual Instituteのもので、Office of Radio and Television(ORTF)のアーカイヴから。フランシス・ウルフの未発表写真をバートン・ヨーントがデザインしたというアルバム・ジャケットも最高にそそります!
CDは、60ページあまりに及ぶ、ブックレット付き(英文)。当時の証言や、未発表写真も多数掲載!国内盤仕様CDには、日本語オリジナル描き下ろし解説4ページ付き!LPもこだわりの仕様、限定2000枚、手書きシリアル・ナンバー付き。マスタリングは、バーニー・グランドマン!
〈Resonance Records〉がまたジャズの歴史の一頁をひも解きます!
〈Resonance Records〉から続々リリース!
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