モダン/スウィートソウル珠玉の逸品〈ムーズ〉遂に国内盤初CD化

1978年にSOIREEというプライヴェート・レーベルに残されたムーズ（Moods）唯一のアルバムがこの度めでたく最新リマスタリングで国内盤初CD化！

シカゴやデトロイトではなく、ましてフィリーやニューヨークでもない、ミズーリ州はセントルイスにて吹き込まれた鬼ローカル臭プンプンの味わい深いサウンドは、豊かなヴォーカルと白熱するプレイで現代のリスナーをも魅了して止まない。

心浮き立つ軽快なビートが癖になるモダン・ソウルのTR-1で早くも気絶寸前。メロウなフィーリングをじっくり歌い込んだ長編スウィートのTR-2。色んなタイプのシンガーが総出で歌い乱れる傑作グループ・バラードTR-3は彼らの看板ソング。タイトル通りの魔術的な甘さでムード満点のTR-4、このスロー3連発でノックアウト必至でしょう。

近年のディスコ・デマンドを顧みて、先日BBEの『Private Wax Vol.2』にコンパイルされたばかりのTR-5はディープ・ディスコの最右翼。適度に打ってる硬めのビート感が心地よいTR-6はスウィートなツー･ステップ。ラストのTR-7は重めのブギー・ファンクで、漂うイナタさがマニアにはタマラない。

全7曲スローとアップの配分もよく、長年廃盤市場で希求されてきたのも頷ける素晴らしい内容！怒濤のグループ・バラードに涙枯れるまでどっぷり浸るのもよし、モダン・ソウル、ディスコ、ファンクの各シーンでダンサブルなチューンをフロアに投下するのもよし！！レア盤ハンター以外のソウル/ブギー・ファンもグッとくるはずです！

いわゆる名盤定番では到底味わえない、リアルなローカル・ソウルに酔いしれること間違いなし！！！