ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル、1977年大阪ライヴがSACDシングルレイヤーで登場!
SACDシングルレイヤー盤。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル3回目の来日ツアーは1977年10月に行なわれましたが、8日に大阪フェスティバルホールで行なわれた公演がホールの専門技師によって許可を得て記録録音されていました。いずれもファンの間で伝説と化していた音源で、鮮明なステレオというのも衝撃です。シューベルトの「未完成」は、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、デリケートなニュアンスはこれが一番明瞭。強い緊張感に貫かれながらも、刻々と変化するニュアンスと温かな人間性に感動させられます。平林直哉先生執筆の解説中に、「『未完成』の冒頭の最弱音を聴いただけでも、尋常でないことがわかる」という言葉通りの、人間業を超えた演奏を目の当たりにできます。
「くるみ割り人形」もムラヴィンスキーの選曲による組曲ですが、後期の交響曲に匹敵する大きな音楽と盛り上がりで身動きがとれなくなります。ことに徐々に盛り上がる「パ・ド・ドゥ」は息もつけぬ至福の6分間を味わえます。
(キングインターナショナル)
【収録曲】
1.ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
2.シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
3.チャイコフスキー:くるみ割り人形(抜粋)
(第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ)
【演奏】
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1977年10月8日 大阪、フェスティバルホール(ライヴ)
*アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDシングルレイヤー(クラシック) 高音質(クラシック)
掲載: 2016年03月30日 18:00