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『DA PACEM DOMINE-主よ、平和を与えたまえ 』アルヴォ・ペルト宗教曲集の最新録音

ペルト合唱

合唱王国ラトビアは、多くの人が幼い頃から合唱団に属し、歌いながら音楽の訓練を積んでいます。大人になってからも、人々が集うとそこにはハーモニーが生まれ、5年に一度の「大合唱祭」では全国の合唱団が集結し、輝くハーモニーを聞かせることで知られています。「ラトビア放送合唱団」はその中でも最高の実力を有するプロの合唱団です。既にリリースされている「シルヴェストロフ:合唱作品集」が2016年のグラモフォン賞にノミネートされているクリャーヴァとラトビア放送合唱団のシリーズの最新作は、日本でも人気の高いアルヴォ・ペルト(1935-)の宗教作品集。1988年から2012年まで、ほぼ25年間に渡る作品からは、ペルトが模索、追求した彼にとっての「理想の音楽像」が見えてきます。もちろん1980年代後半にはティンティナブリ(鈴声)の様式が確立しており、音楽が簡素化される傾向にありましたが、年月を重ねるに従ってその様式は更に磨き上げられ、余分なものを削ぎ落としながら調性にも回帰。本当に美しい無伴奏の合唱は聴き手の精神に直接届く「癒しの音楽」としても愛されるようになったのです。
(ナクソス・ジャパン)

【収録曲目】
トリオディオン(1998)
7つのマニフィカト=アンティフォン(1988/1991)
 第1曲「おお、知恵よ」
 第2曲「おお、アドナイ」
 第3曲「おお、イザヤの末裔よ」
 第4曲「おお、ダヴィデの鍵よ」
 第5曲「おお、暁の星よ」
 第6曲「おお、万国の王よ」
 第7曲「おお、エンマヌエルよ」
今こそ主よ、われを去らせ給わん(2001)
勝利の後(1996-1998)
聖母マリア(2012)
石膏の壷をもつ女性(1997)
シーザーへの納めもの(1997)
主よ、平和を与えたまえ(2004/2006)
【演奏】
シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)ラトビア放送合唱団
【録音】
2016年2月22-25日、リガ、聖ジョン教会、ラトビア

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年08月17日 08:54