plenty、集大成にしてネクストレベル。4 枚目のフルアルバム『life』

2015年10月にリリースしたサード・アルバム『いのちのかたち』の確かな手応えとバンドとして獲得したより広く、より深い音楽的視座、そして何より音楽に対するさらなる探究心と情熱と表現欲求を携え、plentyは休むことなく制作を続行。シングルを挟むことなく、前作から11ヶ月という短いスパンでフルアルバムを作り上げた。
plenty が初期の頃から現在に至るまでに提示し、幅を広げてきた音楽性がこれまで以上の強度で、深い叙情や〈音楽〉の面白さを体現するサウンドを生み出し、ここに来てさらなる冴えを見せる江沼郁弥のど真ん中を貫く普遍的なメロディと、心の機微を巧みにすくい上げる歌詞のメッセージが、どこまでも音楽的でありながら、どこまでもリアルに生とリンクするplenty の本質をより鮮やかに、より雄弁に、作品化することに成功している。