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原摩利彦とPolar Mの2人によるコラボレーション最新作『Dance』が完成

Marihiko Hara & Polar M

 

ダンス作品や俳優・桐谷健太の楽曲までも手掛ける、京都在住の実力派アーティスト原 摩利彦とPolar Mが、各方面から称賛を浴びた前作『Beyond』から3年、最新作『Dance』を完成。ピアノとギターの美しい旋律と繊細なテクスチャーが織り上げた音のタペストリーで描き出す、洗練を極めたエレガントな〈ダンス〉。

前作『Beyond』のリリース後、互いのソロ活動と並行しながら、Marihiko Hara & Polar Mとして日本や韓国やマレーシア、日本のたくさんの場所を巡り、演奏を行った。二人での演奏を重ねるたび、互いのサウンドにどのように寄り添うかという感覚が養われていき、その経験は複雑に入り組む彼らの世界観をより一層奥深く優雅に織り合わせていった。

2016年はじめ、あるダンス・パフォーマンスのために新しい曲を制作する依頼を受けて行なった共同制作がこの新作『Dance』の生まれるきっかけだった。才能あるダンサーたちとの相互作用を経て、彼らは〈ダンス〉の意味を探し始めた。そして、自分たちの日常のすべてが〈ダンス〉なのだと徐々に気づき始める。季節が変化するリズム、生命のサイクル、時間のかすかな動き、言葉の重さ、感情の変化など、自分たちの生命から生まれるすべてのものが”ダンス”なのであると。本作では今まで以上にデリケートなサウンドを用いて、彼らなりの〈ダンス〉を趣のある解釈で優美に表現している。

前作に引き続き、ポスト・クラシカル、フォークトロニカ、アンビエント、そしてわずかなジャズのエッセンスを本作でも感じることができるが、前作よりもギターがピアノと同格の存在感を放ち、それゆえに、音のテクスチャーやメロディーの動きにより豊かな多様性が生まれ、非の打ち所がないほど洗練を極めた美しい音のタペストリーが織り成されている。

また、前作でもフィーチャーされたフィリピンのコンテンポラリー・ダンサー、ミア・カバルフィンが本作でも印象深く美しいスポークンワードでアルバムのタイトルトラックに参加。マスタリングはミュージシャンでサウンドデザイナーでもある畠山地平。アートワークの写真はアーティスト/プログラマーとして世界で活躍する古舘健。デザインはnight cruisingのSeitaro Nishiokaが担当。

国内流通盤特典はレーベルメイトFlicaとPoplamb(a.k.a. Pawn / Hideki Umezawa)によるリミックスDLクーポン付。

 

掲載: 2016年10月04日 16:51