新スカラ座のオープニングを飾ったサリエリの歌劇「見出されたエウローパ」がDVDリリース!
2004年改修工事の完了後新スカラ座のこけら落し公演。スカラ座創立の1778年の柿落しの時と同じ、アントニオ・サリエリ作曲になる歌劇「見出されたエウローパ」。そして、ムーティ最後のシーズン・オープニングともなったいわくつきの公演でもあります。エウローパとはギリシャ神話に登場しヨーロッパの語源となった乙女の名。クレタ王アステリオと、かつて彼に誘拐され妻になったエウローパ、彼女を今も愛するイッセオ、そのイッセオに想いを寄せるセメレ、そして彼らを唆して権力を狙うエジストの愛憎劇。エジスト以外、主役は全て女声で、音楽的に技術が難しく、現在では全く上演されないオペラです。ムーティ自身「本番では全てが完璧にいかないかもしれないし、いかなくても驚かない」と事前に語ったとされています。スカラ座最新の舞台機構をフル回転し、歌手も絶賛を浴びた話題の公演が、DVDで発売です。なお、幕間のバレエ音楽はオリジナルが逸失しており、サリエリの未出版のバレエ音楽によって補完されています。
(ワーナーミュージック)
【収録曲目】
サリエリ:歌劇「見出されたエウローパ」(全曲)
【演奏】
ディアナ・ダムラウ(エウローパ/ソプラノ)
ゲニア・キューマイアー(アステリオ/ソプラノ)
ジュゼッペ・サッバティーニ(エジスト/テノール)
デジレ・ランカトーレ(セメレ/ソプラノ)
ダニエラ・バルチェッローナ(イッセオ/メゾ・ソプラノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)
[演出]ルカ・ロンコーニ
【収録】
2004年12月7日, ミラノ・スカラ座でのライヴ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年12月28日 00:00