アルゼンチン音響派の重要アーティスト、フアナ・モリーナ 3年振りの新作
アルゼンチンのブエノス・アイレス出身のフアナ・モリーナは、14歳で家族と共にパリに移住、妹と共に音楽活動を始める。20歳でアルゼンチンに戻り、プロとして音楽活動を始めるが、志半ばにして中断。なぜかTVのコメディエンヌとして人気を得ることになり、1991~1993年までは自分の番組を持つほどになる。しかし音楽への情熱は冷めず、1994年に活動を再開。
1995年にファースト・アルバム『Rara』をリリース。タイトル曲は、映画「スター・マップ」のサウンド・トラックにも収録された。2001年に『セグンド』を発表し、2002年にこれが日本でも大ヒット。初来日を果たす。2003年にサード・アルバム『『トレス・コーサス』をリリース。同時に果たした大好評の来日ではEGO-WRAPPIN'やリトル・クリーチャーズとも共演。彼女のファンにはアーティストも多く、平井堅からのラヴ・コールに答えてアルバム『Ken's Bar』に参加した経歴もあるほど。
2006年、4枚目となるアルバム『Son』をリリース。同年の来日公演では高橋幸宏、レイ・ハラカミがサポートを務めた。2008年、5枚目となる『Un Dia』をリリース。同年にはビルボードにて単独公演を行ない、多くのお客さんがかけつけるほどの人気を博している。2013年11月、約5年振りの新作『ウェッド21』をリリース。その後もほぼ毎年来日し公演を行なっていた彼女が、海外で5月5日(金)に、約3年半ぶりとなるニュー・アルバム『ヘイロー』を発売することが決定した!
今作は、フアナがブエノスアイレス郊外に所有するホームスタジオおよびテキサスのソニック・ランチ・スタジオにてレコーディングされた。参加ミュージシャンは、フアナのライヴでもお馴染みのオーディン・シュヴァルツとディエゴ・ロペス・デ・アルコート、そして過去作でミックスを手がけたエドワルド・ベルガージョ、さらにはディアフーフのギタリスト、ジョン・ディートリックが数曲でゲスト参加している。
7作目となる『ヘイロー』は、フアナらしいエクスペリメンタルな方向性と独特の歌声は健在ながらも、さらなる高みを目指した12曲を収録。催眠作用のあるリズム、魔術、虫の知らせや夢といった隠喩を用いたミステリアスなリリック、感情やムードを体全体を使って表す様は、これまでに増してマジカルである。
ボーナストラック1曲を収録した『ヘイロー』の日本盤は、海外リリースより1週間先行となる4月28日(金)に発売。
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掲載: 2017年02月15日 18:26