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Andres Beeuwsaert(アンドレス・ベエウサエルト)|アルゼンチンを代表するピアニスト/作曲家の大名作『Dos Rios』が紙ジャケット仕様にて初の国内盤CD化/完全限定プレスにて世界初レコード化

Andres Beeuwsaert

度重なる来日でもお馴染みのグループ=アカ・セカ・トリオのメンバーであり、アルゼンチンを代表するピアニスト/作曲家として活躍するアンドレス・ベエウサエルトが、2009年にリリースした自身名義でのデビュー作『Dos Rios』は、フォルクローレの豊かな音楽を室内楽的に昇華した、美しくも儚い至高のサウンドスケープ。『アルゼンチン音楽手帖』『Quiet Corner』といったディスクガイドにも掲載されるなど21世紀のアルゼンチン音楽を象徴する大名盤で、CDも長らく廃盤で中古市場にて高騰、レコード化を望む声も多かった作品なだけに、今回のリリースはまさに待望だ。

国内盤CD

国内盤LP

モノ・フォンタナやアレハンドロ・フラノフら"アルゼンチン音響派"諸作、さらにはその源流ともいえるウェザー・リポートやパット・メセニー・グループを連想させるサウンドと、フォルクローレ由来の素朴なメロディや豊かなリズムが見事に調和。アートワークの世界そのままの、美しく儚いサウンドスケープは多くのリスナーに衝撃を与え、その後のアルゼンチン音楽ブームを促すこととなった。

フアン・キンテーロ、マリアノ・カンテーロといったアカ・セカ・トリオの盟友を筆頭に、親交の深い気鋭ミュージシャンが曲ごとに参加しているのも聴き所で、いまやスペインを代表するアーティストにまで成長したシルビア・ペレス・クルスや、のちにアンドレスとのデュオ・アルバムも発表するタチアナ・パーハによる客演は本作のハイライトといえる。オリジナル曲に加え、隣国ウルグアイの偉人エドゥアルド・マテオやクラウス・オガーマンなどを取り上げたレパートリーも実に素晴らしい。

解説:山本勇樹(Quiet Corner)
歌詞対訳:谷本雅世 (PaPiTaMuSiCa)

収録曲
01. Inicio
02. Dos Rios
03. Madrugada
04. Tras De Ti
05. Caracol
06. Nazuk
07. A.M.
08. La Mama Vieja
09. Nocturna
10. Umbral
11. Encuentro
12. Adagio

ジャズ名盤復刻/リイシュー


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タグ : [anoto] ジャズ復刻&発掘 リイシュー

掲載: 2023年04月06日 16:20