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シュ・シャオメイのJ.S.バッハ新録音は“フランス組曲”!

シュ・シャオメイ


一音一音に魂が込められたシュ・シャオメイのバッハ。純粋にバッハの音楽を追求した「フランス組曲」

ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。2016年7月にNHKのBSプレミアムで放映された「シュ・シャオメイの音楽と素顔&ピアノリサイタル」は大きな反響を呼びました。彼女は文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきましたが、そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽を奏でます。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
今回録音されたのは、「フーガの技法」(ACC-30308CD)、「インヴェンションとシンフォニア」(ACC-30350CD)、「ゴルトベルク変奏曲」(ACC-30372CD) に続く一連のバッハ録音第4弾となる「フランス組曲」。バッハ自身が命名したタイトルではありませんが、洗練された音楽がフランス的な香りがする優雅で親しみやすい6曲からなる曲集。
シュ・シャオメイは今回の録音に際して以下のような言葉を記しています。「私はこの『フランス組曲』に取り組むときに、シンプルで純粋な子どもの心を常に持つように心がけました。演奏するたびに私に訴えかけてくる言葉があります。それは音楽を解釈する上で最も難しく、また本質的なこと。"シンプルであること。これは自由を得ることを意味する。"これは20世紀スペインの画家ジョアン・ミロの言葉です。」こう語るように彼女の演奏は、ただ流麗で優美な演奏ではなく、凛とした気品を漂わせ、一つ一つの音を吟味するように細部まで緻密に練り上げられた立体的な音楽作り上げています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
J.S.バッハ:フランス組曲(全曲)
【演奏】
シュ・シャオメイ(ピアノ)
【録音】
2016年5月、メンデルスゾーン・ザール、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年05月11日 00:00