アレキサンドラ・アトニフ(Alexandra Atnif)『リズミック・ブルータリズム(Rhythmic Brutalism) 』2作品をCD[1枚にコンパイル
80sノイズ/インダストリアル・ミュージック黄金期のリスナーから昨今のエクスペリメンタル・テクノ・フリークまで魅了すること間違いナシ!! ルーマニア出身で現在はLAを拠点とする女性音楽家アレキサンドラ・アトニフは、東西冷戦時代に一世を風靡した建築様式「ブルータリズム」にインスパイアされた音楽「リズミック・ブルータリズム」を提唱。
彼女はヴィンテージなシンセサイザーや高額な機材を一切使わず、フリーウェアを駆使して正に剥き出しのコンクリートのごときビートを放出。その装飾を削ぎ落としたトラック群はエスプレンドー・ジオメトリコら偉大なる先人たちを彷彿とさせる凄みを既に漂わせる。ミニマル・テクノの機能性を保ちつつ、クラブ・ミュージック通過後のノイズ/インダストリアル・ミュージックが失ったヴァイブス、凶暴性を感じさせる唯一無二のサウンドは、既存のインダストリアル・テクノとは一線を画している。
今回、自主盤アルバムをA.A自身がリワークし、EM Records Editionとした新編集の『リズミック・ブルータリズム 第1集』と、その続編となる新作『同 第2集』を同時リリースする。ミニマル・テクノ寄りの『第1集』、より抽象的で電子音楽寄りの『第2集』と印象は異なるが、全編に作家のブルータリズムがみなぎる激烈内容。ブリン・ジョーンズも草葉の陰で頷いてくれるに違いない!
※CD版は『Vol.1』と『Vol.2』の2枚組セットとなります(LP版と同内容です)。
【アレキサンドラ・アトニフ来日ツアー】
11月24日 (金) @ atmosphäre(大阪)
11月25日 (土) @ 外 soto(京都)
11月26日 (日) @ BE-WAVE (東京) w/Soi48, GRIM, 俚謡山脈 + more
タグ : クラブ/テクノ
掲載: 2017年11月09日 17:18