GRAND PIANO レーベル~2018年3月発売予定新譜情報(6タイトル)
2012年、知られざるピアノ曲のレパートリーを開拓するために設立された「GRAND PIANO」レーベル。コンスタントに新譜をリリースし続け、今では100以上のタイトルが揃っています。古典派、ロマン派から近現代にいたるまで、ほぼ400年に渡るピアノ音楽の歴史を辿るとともに、その多彩なピアノ作品を存分にお楽しみいただけます。今回はピアノ・デュオで弾くJ.S.バッハの“ブランデンブルク協奏曲”(全曲!)や、6人の作曲家によるパガニーニ編曲集、小説『時計じかけのオレンジ』の原作者アンソニー・バージェス作曲によるピアノ作品集、ポルトガルの作曲家ヴィアナ・ダ・モッタのピアノ作品集など6タイトルがリリースされます!
パガニーニをピアノで~5人の作曲家による編曲と変奏曲集
ゴラン・フィリペツ(ピアノ)
ヴァイオリンの超絶技巧で知られるパガニーニ(1782-1840)。彼が後世に及ぼした影響は非常に大きく、演奏至難なリストの「パガニーニ練習曲」をはじめ、ラフマニノフ、ブゾーニ、ブラームス、ルトスワフスキ、ブラッハーなど現代に至る多くの作曲家によって、パガニーニを主題にしたピアノ曲が書かれています。前述のリスト“パガニーニ練習曲”完全版の録音で名をあげたクロアチアのピアニスト、ゴラン・フィリペツ。彼が長年研究しているのはそんな「パガニーニ作品にインスパイアされた作曲家の作品」です。ここではブゾーニやフリードマンをはじめとした6人のパガニーニ・トランスクリプションを演奏。フィリペツは、目くるめく技巧の中にひそむ遊び心までを鮮やかに切り出して見せてくれます。
(ナクソス・ジャパン)
『ブランデンブルク・デュエット』~J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(エレオノール・ビンドマンによるピアノ・デュオ編)(2枚組)
エレオノール・ビンドマン(ピアノ)、ジェニー・リン(ピアノ)
バッハの「ブランデンブルク協奏曲」には、マックス・レーガーによるピアノ・デュオ版が存在しますが、理論的な編曲であるためか、和声の扱いや演奏方法に困難な場所があるとされています。このエレオノール・ビンドマンによる編曲は、レーガー版と比較すると「ピアノでの演奏しやすさ」に主眼が置かれており、「もしバッハ自身が現代ピアノのために編曲したらどのように音を配分するか」を考慮した上でスコアが作成されました。2人のピアニストは均等に音を奏でるように配慮されており、ビンドマンとリン、2人の響きが溶け合うことで、魅力的なバッハの協奏曲が新しい形で再現されています。
(ナクソス・ジャパン)
アンソニー・バージェス:調律の良くないエレクトロニック・キーボードのための「24の前奏曲とフーガ」、他
ステファヌ・ギンズブルク(ピアノ)
キューブリックが映画化した近未来的小説「時計仕掛けのオレンジ」。原作者バージェスは作曲家としても素晴らしい才能を持っていました。子供時代から音楽に親しみ、第二次世界大戦時には軍隊でダンス・バンドのアレンジャーとして働いたというバージェス。作曲家としてはホルストやヒンデミットを思わせる一連の管弦楽曲が知られていますが、この「24の前奏曲とフーガ」もかなりユニークな作品です。J.S.バッハの生誕300年を祝して書かれた曲集は「平均律クラヴィーア曲集=良く調律された(well-tempered)」のもじりである「The Bad-Tempered」のタイトルが付されており、これはもちろんバッハに敬意を払いつつも、ショスタコーヴィチの同名曲に通じる現代性をも備えています。この録音ではアコースティックのグランド・ピアノが使用されていますが、作曲家の意図は存分に伝わっています。
(ナクソス・ジャパン)
[その他タイトルはこちら]
〈数量限定〉Grand Piano レーベル・セール〈106タイトル〉 開催中!
Grand Pianoレーベルの厳選106タイトルがお得!ピアノのレアな作品を多数取り揃えていますので、この機会をお見逃しなく!
セールの特集ページはこちら>>>
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年03月05日 00:00