スキンドレッド(Skindred)、通算7作目のアルバム『Big Tings』
ドレッドヘアーと巨漢が一際目立つ黒人シンガー、ベンジー・ウェッブを中心に結成された、メタルとパンク、そしてレゲエをミックスさせたラガ・メタルの絶対的王者SKINDREDが、通算7作目『BIG TINGS』をドロップ。
【フィル・キャンベルがゲスト参加】
リード・トラックの“Machine (ft. Gary Stringer)”には、MOTORHEADのフィル・キャンベルがギター・ソロで参加している。また、同曲のタイトルにもあるとおり、人気UKロック・バンドREEFのゲイリー・ストリンガー(vo)をフィーチュアし、ベンジーとヴォーカルを分け合っている。なお、この曲は、英国のQuest TVで放映されているAC/DCのブライアン・ジョンソン(vo)が司会を務めるテレビ番組『Cars That Rock』の3rdシリーズのイントロ/アウトロ・テーマとしても使用されている。
【ピーター・ガブリエルのスタジオで録音】
本作のレコーディングは、英国はウィルトシャー州にある元GENESISのピーター・ガブリエル(vo)により設立されたReal World Studiosにて行なわれた。ピーターが、水辺が近くにあることを重要な条件のひとつとして探した場所なだけに、バイブルック川のそばにある自然に囲まれたのどかな土地という、喧騒から離れた環境でのレコーディングとなった。
【5人組から4人組に】
前作「VOLUME」では、ライヴやアルバムでバンドをサポートしてきたダン・ステージェス(DJ/Programming)が正式加入したが、2017年にダンが脱退。バンドは4人編成に戻った。DJやプログラミング担当のダンの脱退もあってか、“Machine (ft. Gary Stringer)”にも表れているように、本作は生のロック・サウンドの要素が前作にも増して盛り込まれている。
【ボーナス・トラックはレゲエの名曲】
日本盤のみ、“Chase The Devil”なる曲がボーナス・トラックとして収録されている。この曲は、1976年にジャマイカ出身のレゲエ歌手、マックス・ロメオが発表した有名曲のカヴァーだ。
【前作発表後、2度来日】
『SUMMER SONIC 08』での初めて日本の地を踏んで以来、実に頻繁に来日しているSKINDRED。『PUNKSPRING 2015』へも出演してきた彼らだが、前作「VOLUME」(2015年)発表後、2度も日本にやってきている。1度目は、親交のある日本のCROSSFAITHが主催するイベント『ACROSS THE FUTURE』で2016年2月に。そして2度目は、2017年10月にメタル・フェスティヴァル『LOUD PARK 17』で。こうして、様々なタイプのイベントやフェスティヴァルに出演できる音楽性のふり幅の広さがも、SKINDREDの強みである。