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CPO レーベル~2018年4月発売予定新譜情報(7タイトル)

CPO

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。今回もヘンデルの“ヨハネ受難曲”や、クリストフ・グラウプナーの『受難カンタータ集第2集』、レーナ・ノイダウアーとマティアス・キルシュネライトを迎えたメンデルスゾーンの“協奏曲集”、アンリ・マルトー(1874-1934)の『弦楽四重奏曲全集第1集』、テレマン(1681-1767)の『管楽器のための序曲集第1集』など、興味深い作品が揃っています

ヘンデル(1685-1759):ヨハネ受難曲、「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」によるコラールカンタータ
ローランド・ウィルソン(指揮)、ムジカ・フィアタ

この演奏で指揮を務めるローランド・ウィルソンはトランペットとコルネット奏者として高く評価されるとともに、音楽学者としても活躍。バロック期の知られざる作品を発見、演奏することに力を注いでいます。このアルバムに収録されたヘンデルの2つの作品のうち1704年に初演された「ヨハネ受難曲」は、作曲家は匿名で発表された曲。1723年に同じ詩を用いて作品を発表したマッテゾンによる詳細なレビューでも「この作品からは成熟したヘンデルを想起させる」とあり、ヘンデルの作品であることは間違いないでしょう。もう1曲のコラール・カンタータは、早期の作品と考えられていますが、こちらもヘンデルらしい輝かしく荘厳な旋律に溢れています。
(ナクソス・ジャパン)

テレマン(1681-1767):管楽器のための序曲集第1集
オルフェオ管楽アンサンブル、カリン・ファン・へールデン(指揮)

テレマンの作品の数多くは宮廷のために作曲されていますが、ハンブルクの音楽監督に就任してからは、裕福な市民や、都市を守る軍事職人たちのためにもユニークな作品を書きました。このアルバムに収録されている作品は、都市に駐屯する守備隊のために書かれたもので、テレマンは彼等のアンサンブルに精通しており、およそ20曲の「管楽器アンサンブル」が残されています。基本的に2本のオーボエと2台のホルン、そしてファゴットというクィンテットという小ぶりな編成です。室内アンサンブルの基本とも言える緻密な音楽を、オーボエ奏者でもあるカリン・ファン・へールデンが指揮するオルフェオ管楽アンサンブルが生き生きと演奏しています。
(ナクソス・ジャパン)

メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲、ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲
レーナ・ノイダウアー(ヴァイオリン)、マティアス・キルシュネライト(ピアノ)、ティモ・ハントシュー(指揮)、南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団

少年時代のメンデルスゾーンが書いた「ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」は、自宅で定期的に開催されるコンサートで演奏するために1823年に完成されました。彼の姉ファニーがピアノを、友人エドゥアルト・リーツがヴァイオリンを演奏することを想定して作曲されたようで、2台の楽器が親密な調べを奏でる美しい作品です。その前年に完成されたヴァイオリン協奏曲 ニ短調もリーツのために書かれており、こちらはずっと存在が忘れられていましたが、1951年にメニューインが発見して以来、演奏の機会が増えています。ヴァイオリンのノイダウアーは15歳でアウグスブルクの「レオポルド・モーツァルト・コンクール」で優勝を飾り、その才能が注目されている若手です。ベテラン・ピアニスト、キルシュネライトと見事なアンサンブルを奏でています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年03月28日 00:00