ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットとチューバ奏者ホフマイアーによるデュオ・アルバム『Stradihumpa』
ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットとチューバ奏者、アンドレアス・マルティン・ホフマイアー。ともにエコー・クラシック賞を受賞歴のある二人の名手が共演したヴァイオリンとチューバのためのデュオ作品集がECM につぐヨーロッパ屈指のジャズ・レーベルACT MUSIC からリリースされます!
シュミットといえばバッハ、ブラームス、メンデルスゾーンといった王道レパートリーからヴォルフ=フェラーリなど演奏機会の少ない作品も積極的に取り組んできました。またジャズ・ヴァイオリンのステファン・グラッペリに捧げたアルバムをリリースするなど、ジャンルにとらわれない多岐に渡る音楽活動で注目されています。一方、現代最高のチューバ奏者ホフマイアーはジョン・ウィリアムズのチューバ協奏曲を録音するなど、ソリストとして確固たる地位を確立している数少ないチューバ奏者です。
当ディスクでは二人のために書かれた作品を含むデュオ作品を中心にヴィエニャフスキのエチュード・カプリース第1番、ハルヴォルセン作曲によるヘンデルのパッサカリアも収録しました。ともに二つの楽器が対等な技術を求められる弦楽器が原曲の両作品をチューバで演奏していることに驚かされます。とても人間業とは思えないほど超絶技巧のオンパレードですが、彼らの音楽は溌剌とし輝きを持った演奏を聴かせてくれます。
最後に収録されたバッジーニの妖精の踊りではヴァイオリン・パートと伴奏パートを交互に演奏する興味深い編曲も披露しており、現代最高の演奏者だからこそ表現のできる唯一無二の世界が広がります。
(キングインターナショナル)
『Stradihumpa』
【曲目】
1.ゲオルク・ブラインシュミット:ミニチュア
2-3.イェルク・ドゥーダ:二重奏曲 Op.5-5
4.フローリアン・ウィライトナー:1 + 1= 3~美の抽象化
5.ゲオルク・ブラインシュミット:Schnabulescu Bandin
6.ヘンリク・ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース第1番 ト短調 Op.18
7-9.クリストフ・ディーンツ:ランデ・コンチェルティーノ
10.ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(ヨハン・ハルヴォセン編):パッサカリア
11-12.ヤン・クーツィール:Unterkagner Ländler第4番+第5番
13.アン・ボスコ:Latin Love
14.アントニオ・バッジーニ:妖精の踊り Op.25
編曲:ベンヤミン・シュミット&アンドレアス・マルティン・ホフマイアー[6,14]
【演奏】
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
アンドレアス・マルティン・ホフマイアー(チューバ)
【録音】
2017年6月16日、8月3&4日、バウマン・スタジオ、シュタイナキルヒェン・アム・フォルスト(オーストリア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年04月02日 00:00