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ウィーン出身の名手ベンヤミン・シュミットのバルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1&2番

シュミットのバルトーク


オーストリア出身のヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミット。今回彼が挑んだバルトークの2曲の協奏曲。良く知られているのは1938年に作曲されたハンガリーの民族要素たっぷりの第2番で、バルトークのヴァイオリン協奏曲はこの1曲とされていました。しかし、バルトークは26歳の頃、2楽章形式のヴァイオリン協奏曲を当時思いを寄せていた女性ヴァイオリニスト、ゲイエルのために作曲しており、作品は彼女に献呈されるも一度も演奏されることなくしまわれたままでした。1956年にゲイエルが亡くなり彼女の遺品から発見されたこの曲は、最近は演奏機会も増えています。シュミットは2作品の表情の違いを明確に描き出し、美しい音色で全曲を弾き切っています。
(ナクソス・ジャパン)

【収録曲目】
バルトーク(1881-1945)
ヴァイオリン協奏曲  第1番  BB48a
1.第1楽章:Andante  sostenuto
2.第2楽章:Allegro  giocoso

ヴァイオリン協奏曲  第2番  BB117
3.第1楽章:Allegro  non  troppo
4.第2楽章:Andante  tranquillo
5.第3楽章:Allegro  molto

【演奏】
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
ティボール・ボガーニ(指揮)
パノン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
2017年1月9-10日...1-2
2016年11月16-17日...3-5

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年07月26日 00:00