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テキサス州オースティン生まれの現在27歳の女性シンガー、ヘイリー・タックのデビュー・アルバム

HAILRY TUCK

テキサス州オースティンに生まれ、18歳の時に大学の奨学金とともに、ジャズ・シンガーを夢見てパリへ。現地で活動を続け、2014年以降3枚のEPをリリース。その矢先、大物プロデューサーとのLAでのデビュー・アルバムのレコーディング話のオファーを受け、本作が誕生。

そのプロデューサーこそ、メロディ・ガルドー等の女性ジャズ・シンガーのプロデュースに定評があり、ヘイリー自身が彼を称して「ジャズ界のマーク・ロンソン」と呼ぶ、グラミー賞受賞プロデューサーのラリー・クライン。

レコーディングはLAのサンセット・スタジオにて行われ、ギターのディーン・パークスら、実力派ミュージシャンたちのヴィンテージ感漂う演奏に、ヘイリーのキュートな唄声が絶妙にマッチし、どこか場末のキャバレー風なムードもありつつ、サラリとした大人なジャズ・ソングを聴かせる内容となった。

楽曲はレオナード・コーエン「They Don’t Make It Junk」で始まり、ザ・キンクス「Alcohol」、コリン・ブランストーン「Say You Don't Mind」、 ジョニ・ミッチェル「Cactus Tree」、ポール・マッカートニー「Junk」等のユニークでマニアックなカヴァー曲の他、オリジナル・ソングで彼女の魅力を伝えている。

 

トラックリスト:
( )内はオリジナル・アーティスト
1. That Don't Make It Junk(Leonard Cohen)
2. Cry to Me (Bert Berns)
3. Cactus Tree (Joni Mitchell)
4. Some Other Time (Leonard Bernstein)
5. Say You Don't Mind(Colin Blunstone)
6. Alcohol (The Kinks)
7. Last In Line
8. My Chemical Life
9. I Don't Care Much(John Kander)
10. Trouble In Mind
11. Underwear (Pulp)
12. Junk(Paul McCartney)

レコメンド・ディスク(ラリー・クライン・プロデュース作):

マデリン・ペルー/ ハーフ・ザ・パーフェクト・ワールド

“21世紀のビリー・ホリデイ”、“ポスト・ジョニ・ミッチェル”と呼ばれた女性シンガー・ソングライター、マデリン・ペルーの4作目。2006年リリース作で当時ビルボード・チャートを上昇し、20万枚以上のセールスを記録。ウォルター・ベッカー、ラリー・クラインとの共作になる1曲目の「悲しみにさよなら」他、k.d.ラングとのデュオによるジョニ・ミッチェルの「ザ・リヴァー」など、独特の世界観で魅了する一作。

 

メロディ・ガルドー/ マイ・オンリー・スリル

19歳の時に交通事故で重傷を負い、その苦難を乗り越えて、才能を開花させた異色のシンガー・ソングライター、メロディ・ガルドー。本作は2009年リリースの2作目のスタジオ・アルバム。ラリー・クラインをプロデューサーに迎え、グラミーでは3部門にノミネートされたヒット作。ストリングスに導かれて、ジャジーに歌う「ベイビー・アイム・ア・フール」などメインは自身のオリジナル曲。ジェシ・ハリスとの共作曲が2曲あり(「アワ・ラヴ・イズ・イージー」「ザ・レイン」)。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年04月20日 15:30