豪エロクアンス~名盤復活!アンセルメ、ミショー、モラーヌ、フルネ、ダノン、ベイヌム
[Eloquence Classics 公式チャンネルより]
【BGM使用曲】アンセルメ指揮 ラヴェル“ダフニスとクロエ"、ミショー(S) ドビュッシー“選ばれた乙女"、モラーヌ(Br) デュパルク“旅へのいざない"、フルネ指揮 ムソルグスキー“はげ山の一夜"、ダノン指揮 ボロディン“イーゴリ公"、ベイヌム指揮 ベートーヴェン“レオノーレ"序曲第3番
DG、Deccaの名盤復刻シリーズとして絶大なる人気を誇る「オーストラリア・エロクアンス」シリーズ。今回もアンセルメのバレエ・リュス作品集(アンセルメが初演した“プルチネッラ”と“結婚”を含む)、往年のフランスの2人の名歌手、ミショー(S)、モラーヌ(Br)によるフランス歌曲の数々、名匠フルネ&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のステレオ管弦楽名曲集、ダノンのボロディン:歌劇“イーゴリ公”全曲ステレオ、ベイヌム&ロンドン・フィルのベートーヴェン序曲集他、といった名盤揃いの6タイトルです!
(タワーレコード)
スイスの指揮者アンセルメのバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)への思いが詰まったアルバム
エルネスト・アンセルメ~エルネスト・アンセルメとバレエ・リュス(ステレオ)
バレエ音楽、厳密に言うとバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)のためにセルゲイ・ディアギレフに依頼されたスコアに、スイスの指揮者エルネスト・アンセルメが抱く特別な思いが明らかにされた、デッカによるステレオ録音のコレクションです。ラヴェル、ストラヴィンスキー(註1)、ドビュッシーは、アンセルメが最もよく演奏した作曲家ですが、特に“ラ・ヴァルス”(註2)は「名刺代わり」とも言うべき作品です。
(ユニバーサルIMS)
註1:当アルバムに収録された“プルチネッラ”と“結婚”は、アンセルメがバレエ・リュスの指揮者時代(1915-1924)に初演の指揮をとった作品です。
註2:“ラ・ヴァルス”はディアギレフの依頼で作曲されましたが、出来上がった作品を聴いたディアギレフは、作品が傑作であることは認めつつも受け取りを拒否し、バレエ・リュスで踊られることはありませんでした。
(タワーレコード)
収録予定
【CD 1】
1) ラヴェル:バレエ“ダフニスとクロエ”全曲
2) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
3) ドビュッシー:舞踊詩“遊戯”
【CD 2】
1) ストラヴィンスキー:バレエ“プルチネッラ”全曲
2) ストラヴィンスキー:バレエ“結婚”全曲
3) ラヴェル:ラ・ヴァルス
【演奏】
マリリン・タイラー(ソプラノ)(CD 2: 1)
カルロ・フランツィーニ(テノール)(CD 2: 1)
ボリス・カルメリ(バス)(CD 2: 1)
スイス・ロマンド放送合唱団(CD 1: 1)
エルネスト・アンセルメ(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団
【録音】
1957年10月28日(CD 1: 2)
1958年4月1-23日(CD 1: 3)
1961年1月14-15日(CD 2: 2)
1963年4月2-8日(CD 2: 3)
1965年5月1-3、6、9日(CD 1: 1)、11月2-4日(CD 2: 1)
以上、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
フランスの名ソプラノ歌手ミショーによる充実の歌曲集
ジャニーヌ・ミショー~ジャニーヌ・ミショーの芸術
フランスの1950年代の名リリック・ソプラノ歌手ジャニーヌ・ミショー(1914-1976)が、デッカとフィリップスに録音した名歌曲集。このリサイタルでは陽気で多才なジャニーヌ・ミショーの歌唱が余すところなく披露されています。シャブリエの楽しい作品とともに、3人の20世紀の偉大な管弦楽の巨匠、ブリテン、ラヴェル、ドビュッシーの作品が採り上げられています。ミショーはわずか21歳で、エルネスト・アンセルメによりアムステルダムで上演されたドビュッシーのオペラでメリザンド役に選ばれました。1951年の録音では、コンセール・ラムルー管弦楽団によりテクスチュアと音色への優れた感覚が一層すばらしいものとなっています。
収録予定
1) ブリテン:イリュミナシオンOp.18
2) ラヴェル:シェエラザード
3) ドビュッシー:選ばれた乙女
4) シャブリエ:音楽への頌歌
5) シャブリエ:歌劇“いやいやながらの王様”より「奴隷の六重唱」「ジプシーの歌」
【演奏】
ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ)
ジャニーヌ・コラール(メッゾ・ソプラノ)(3)
ジャン・モリアン(テノール)(5)
エリザベート・ブラッスール合唱団(5)
パウル・ザッハー(指揮) コンセール・ラムルー管弦楽団(1, 2)
ジャン・フルネ(指揮) パリ音楽院管弦楽団(3-5)
【録音】1951年(1, 2)、1952年6月、パリ(3-5)
フランス伝統の「バリトン・マルタン」モラーヌの魅力溢れるフィリップス録音全集
カミーユ・モラーヌの芸術
戦後フランスの名バリトン歌手カミーユ・モラーヌ(1911-2010)によるリサイタルのフィリップス録音全集です。
心地よい低音域と透き通った滑らかなテノールのような高音を持ち、その素晴らしい声のテッシトゥーラ(テクスチュア)で、彼は19世紀初期の歌手ジャン=ブレーズ・マルタンから名づけられた、フランスの「バリトン・マルタン」(フランス歌手界特有のテノールとバリトンの間の声域)の伝統を見事に引き継いでいます。1954年から55年、パリで当時まだ新しかったフィリップス・レーベルにこの録音が行われた時、その声は最盛期を迎えていました。
収録予定
【CD 1】
デュパルク:歌曲集
1) 旅へのいざない、2) ためいき、3) 遺言、4) フィレンツェのセレナード、5) 波と鐘、6) 哀歌、7) 前世、8) フィディレ、9) 法悦、10) 悲歌、11) ローズモンドの屋敷、12) 悲しき歌
【CD 2】
1) フォーレ:優しき歌Op.61
2) ドビュッシー:フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード
3) ラヴェル:ドゥルネシア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
カミーユ・モラーヌのフィリップス・リサイタル全録音
【演奏】
カミーユ・モラーヌ(バリトン)
リリ・ビアンヴニュ(ピアノ)(CD 1, CD 2: 1)
ジャン・フルネ(指揮) コンセール・ラムルー管弦楽団(CD 2: 2, 3)
【録音】
1954年10月7-8日(CD 2: 2)、1955年11月17-18日(CD 2: 3)、パリ
1954年2月(CD 1)、1955年2月(CD 2: 1)、フランス
エドゥアルト・ファン・ベイヌム亡き後その遺志を継いだフルネ渾身のアルバム
ジャン・フルネ~コンセルトヘボウ録音集(ステレオ)
ジャン・フルネ(1913-2008)は、1950年11月12日オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団とデビューを果たした時、すでにフランスで最もよく知られた指揮者の一人でした。3日後、コンセルトヘボウ管弦楽団にデビューしますが、そこで彼はエロクァンスにも多くの録音を遺しているエドゥアルト・ファン・ベイヌムの代役を務めました。
新規リマスタリングされ、世界初発売となるこのCDは、フルネのコンセルトヘボウ管弦楽団との全録音を収めたアルバムです。
フルネはファン・ベイヌムの葬儀の後、この楽団の最初のコンサートを指揮し、ファン・ベイヌムが行う予定だったグリーグの“ペール・ギュント”の付随音楽からの組曲の録音を引き継ぎました。
収録予定
1) ムソルグスキー:交響詩“禿山の一夜”
2) シャブリエ:狂詩曲“スペイン”
3) デュカス:交響詩“魔法使いの弟子”
4) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
5) ボロディン:交響詩“中央アジアの草原にて”
6) グリーグ:“ペール・ギュント”組曲第1番Op.46・第2番Op.55
ジャン・フルネのコンセルトヘボウ管弦楽団とのスタジオ録音全集
DECCA初CD化
【演奏】
ジャン・フルネ(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1959年6月16-18日、アムステルダム、コンセルトヘボウ
ベオグラード・オペラによるボロディンの傑作オペラ
オスカー・ダノン~ボロディン:歌劇“イーゴリ公”全曲(ステレオ)
ステレオ初録音のボロディンによるオペラの傑作を初CD化。
2018年にはこのアルバムを含め、ベオグラード・オペラと1955年にデッカに録音された7作のロシア・オペラがエロクァンスより初めてリリースされます。この“イーゴリ公”のタイトルロールを演じたドゥシャン・ポポヴィチ(1927-2001)はウィーン国立歌劇場、モンテカルロ歌劇場でもこの役を歌った、ベオグラード・オペラの団員です。
収録予定
ボロディン:歌劇“イーゴリ公”
DECCA初CD化
【演奏】
ドゥシャン・ポポヴィチ(Br:イーゴリ公)
ヴァレリア・ヘイバローヴァ(S:ヤロスラーヴナ)
ノーニ・ジュネッツ(T:ヴラジーミル)
ジャルコ・ツヴェイチ(Bs:ヤロスラヴィチ,コンチャコーヴナ)、他
オスカー・ダノン(指揮) ベオグラード国立歌劇場管弦楽団・合唱団
【録音】1955年2月9、11-13、16、20-24日、ベオグラード
1946年録音の“プロメテウス”を含め、ベートーヴェンの序曲を8曲収録
エドゥアルト・ファン・ベイヌム~ベートーヴェン、ハイドン、ブラームス:管弦楽作品集
オランダの指揮者エドゥアルト・ファン・ベイヌムがデッカとフィリップスに行った録音が新規リマスタリングされリリースされます。
1946年から52年にかけて、ファン・ベイヌムはベートーヴェンの序曲8曲とハイドンの“軍隊”交響曲をロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と、ブラームスの“ハイドン変奏曲”を手兵コンセルトヘボウ管弦楽団と録音しました。“ハイドン変奏曲”はファン・ベイヌムがよく採り上げる曲で、これは4回行ったスタジオ録音のうちの3回目の演奏です。
収録予定
【CD 1】
ベートーヴェン:序曲集*(“プロメテウスの創造物”Op.43[1946年録音]/ “レオノーレ”第1番Op.138 / “レオノーレ”第3番Op.72b / “フィデリオ”Op.72c / “エグモント”Op.84 / “コリオラン”Op.62 / “献堂式”Op.124)
【CD 2】
1) ベートーヴェン:“プロメテウスの創造物”Op.43(序曲と付随音楽)
2) ハイドン:交響曲第100番ト長調“軍隊”Hob.I:100*
3) ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(聖アントニーのコラール)Op.56a
*DECCA初CD化
【演奏】
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 1, CD 2: 1)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(CD 2: 3)
【録音】
1946年11月(CD1:プロメテウスの創造物、CD2:軍隊)
1949年5月(CD1:レオノーレ第1番)
1950年4月(CD1:献堂式)
1952年2月(CD1:レオノーレ第3番、フィデリオ、エグモント、コリオラン)
1952年2月、3月(CD 2: プロメテウスの創造物)
以上、ロンドン、キングズウェイ・ホール
1952年11月、アムステルダム、コンセルトヘボウ(CD 2: ハイドンの主題による変奏曲)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2018年05月22日 00:00