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ドアーズ(The Doors)、68年のサード・アルバム『太陽を待ちながら』が50周年スペシャル・ヴァージョンで登場

The Doors

1968年7月ドアーズは 3枚目のスタジオ・アルバム『Waiting For The Sun』をリリースした。デビューから 2年のうちに発売されたこのドアーズにとって3枚目となるプラチナム・アルバムは、アルバム・チャートの1位を獲得した初のアルバムとなった。世界中で何百万枚も売れ、「The Unknown Soldier」や「Five To One」、そしてナンバー・ワン・ヒットとなった「Hello, I Love You」などの名曲が収録された珠玉の傑作だ。

このアルバムの発売50周年を記念して、『WAITING FOR THE SUN (50TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)』が2018年9月にリリースされたのだが、同デラックス・エディションに収録されていたCDとLPがそれぞれ単体作品となって発売! 今回発売となるのは、最新リマスター音源によるオリジナル・アルバムに加えレア音源を多数収録したボーナス・ディスク付2枚組CD、最新リマスター音源によるオリジナル・アルバムを収録した1CDと、同内容を180グラム重量盤アナログに収録したLPの3形態。

ここに収録されている音源は、ドアーズの音楽活動に長年エンジニア/ミキサーとして携わっていたBruce Botnickのマスタリングによる、オリジナル・マスター・テープから新たにリマスターされた、アルバムのオリジナル・ステレオ・ミックスだ。また、エクスパンデッド・エディションのボーナス・ディスクとなるDISC 2には、アルバムのレコーディング・セッションから最近になって発見された未公開の"ラフミックス" 9 曲と、未発表音源となる1968年のコペンハーゲンでのライブ音源5曲からなる全14曲を収録。

DISC-2に収録されている5曲のライヴ音源は、1968年9月17日にコペンハーゲンで行われたコンサートを収録したものだ。ドアーズの当時の最新アルバムから「Hello, I Love You」、「Five To One」、「The Unknown Soldier」のほか、名曲「Back Door Man」と「The WASP (Texas Radio And The Big Beat)」も収録されている。

Botnickによる新たなリマスター版ステレオ・ミックスの『Waiting For The Sun』は、「The Unknown Soldier」や「Spanish Caravan」といった曲に新たな奥行を与えているのだが、このプロジェクトへの彼の貢献はそれだけではない。古い音源を確認していたところ、50年も再生されることがなかったセッションからラフ・ミックスが発見されただ。Botnickはこうコメントを残している:
「最終版よりもラフ・ミックスのほうがよいと思う曲がいくつかある。あらゆるエレメントとコーラスの表現、多彩で繊細なバランス、得も言われぬ荒々しさが合わさり、すべてが非常に魅力的で新鮮なんだ」

『WAITING FOR THE SUN』が録音された1968年に、ドアーズは当時最先端のレコーディング技術であったドルビーA301ノイズ・リダクション・プロセッサーを使用していました。当時と同様に、この『WAITING FOR THE SUN (50TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION)』には、現在の最新鋭の録音技術が使われている。このエクスパンデッド・エディションに封入されているCDは、MQA (Master Quality Authenticated) によってエンコードされているMQA CDフォーマットを採用しているのだ。このMQA CDは、すべてのCDプレーヤーで普通のCDクオリティで再生可能だが、CDプレーヤーがMQA対応デバイスに接続されている場合、元のサンプル・レートで、つまりハイレゾ音源で再生されるのだ。

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タグ : ロック復刻&発掘 リイシュー リマスター

掲載: 2018年06月27日 14:22

更新: 2018年12月07日 15:30