ウィーン国立バレエ団によるヌレエフ版の名作3作品を収めたBOX『ヌレエフの芸術』!“白鳥の湖”“くるみ割り人形”“ドン・キホーテ”
[参考映像:白鳥の湖 / CMajorEntertainment 公式チャンネルより]
マニュエル・ルグリ率いるウィーン国立バレエ団による20世紀を代表するダンサーであり振付師であるルドルフ・ヌレエフ版の名作3作品をまとめたボックス・セットが発売します。ヌレエフはパリ・オペラ座芸術監督に就任した際に、シルヴィ・ギエムやマニュエル・ルグリなどを見出した伝説的舞踏家。また2010年にマニュエル・ルグリを芸術監督として迎えて以来、ウィーン国立バレエ団は彼のもとで劇的な進化を遂げており、ルグリとの芸術監督としての契約も2020年まで延長し、一層の充実が期待されています。
[DISC1]
バレエ「白鳥の湖」
音楽:チャイコフスキー
芸術監督:マニュエル・ルグリ
振付&演出:ルドルフ・ヌレエフ
チャイコフスキーの三大バレエのひとつ「白鳥の湖」。ヌレエフは、1877年の初演時の台本に基づき、独自に振付と演出を行っており、現代で一般的なプティバ&イワーノフ版とも構成が異なります。ヌレエフ版は、王子目線でストーリーを構築し、ジークフリート一人で溺れ死ぬ悲劇の最期が待ち受けています。ヌレエフ版は1964年にウィーン国立歌劇場で初演され、本映像が上演された2014年はちょうど50周年の年にあたります。
オデットを踊るのは現在のウィーン国立バレエ団の顔とも言えるオルガ・エシナ。ジークフリートを演じるのは、「くるみ割り人形」と同じくウラジーミル・シショフ。二人は、数々の名ダンサーを輩出したロシアの名門ワガノワ・バレエ・アカデミーの出身。美しく見栄えの良い二人による踊りは、身体の隅々まで考えられた動き、溢れ出る表現力に心奪われます。
[DISC2]
バレエ「くるみ割り人形」
音楽:チャイコフスキー
ウィーン国立歌劇場バレエ団
芸術監督:マニュエル・ルグリ
振付&演出:ルドルフ・ヌレエフ
チャイコフスキーの三大バレエの名作「くるみ割り人形」。振付は、ヌレエフによる1985年パリ版。クララ役には、2011年にプリンシパルに昇格した華麗なテクニックの持ち主リュドミラ・コノヴァロワ。そしてヌレエフ版の特徴はドロッセルマイヤーと王子が2役となっていること。その不気味な魔術的人物ドロッセルマイヤーと凛々しい王子の2役を見事に演じているのは、長身で長い手脚に恵まれたダンサー、ウラジーミル・シショフです。ヌレエフは、このバレエを、クララが少女から大人の女性への成長物語としており、王子とクララによって踊られる3つのパ・ド・ドゥでそれを表現しています。
さらに、あし笛の踊りを踊るのが、夫婦でソリストに昇格した橋本清香と木本全優(まさゆう)。橋本清香は、この「くるみ割り人形」のクララ役を演じて芸術監督のルグリに認められソリストの座を得ています。またウィーン国立歌劇場オペラ学校の子供たちも舞台に登場するなど、和やかなクリスマスの雰囲気も感じさせる映像となっています。
[DISC3]
バレエ「ドン・キホーテ」
音楽:ミンクス
ウィーン国立歌劇場バレエ団
芸術監督:マニュエル・ルグリ
振付&舞台監督:ルドルフ・ヌレエフ
2011年に45年ぶりにウィーン国立バレエでルドルフ・ヌレエフ版「ドン・キホーテ」が上演され、その再演が2016年5月に行われそのライヴ映像。世紀の大スター、ルドルフ・ヌレエフが手がけたこの作品は、ウィーンが初演の地でもありました。表現力豊かなマリア・ヤコヴレワのキトリ、柔軟な身体でしなやかに踊るデニス・チェリェヴィチコのバジル。二人のテクニックと洗練された踊りに目を奪われます。さらにちょうどこの上演の2か月前にウィーン国立バレエ団の第1ソリストに昇格した橋本清香もアモール役で出演。抜群のテクニックと優雅で華のある立ち姿を見せてくれています。
バレエ『ドン・キホーテ』は、有名なセルバンテスの同名小説を題材に、プティパの振付により1869 年にモスクワ・ボリショイ劇場で初演されました。騎士ドン・キホーテが遍歴の旅を続ける先で出会った粋なキトリと陽気なバジルの繰り広げる恋物語です。
(キングインターナショナル)
画面:HD ,1080i
音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0
収録時間:356分
画面:NTSC ,1080i
音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0
収録時間:356分
【収録内容】
[DISC1]
バレエ「白鳥の湖」
音楽:チャイコフスキー
ウィーン国立歌劇場バレエ団
指揮:アレクサンダー・イングラム
演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
芸術監督:マニュエル・ルグリ
振付&演出:ルドルフ・ヌレエフ
出演:
オデット/ オディール:オルガ・エシナ
ジークフリート王子:ウラジーミル・シショフ
ロットバルト:エノ・ペシ
女王:ダグマール・クロンベルガー
家庭教師:クリストフ・ヴェンツェル
執事:ガボール・オベレッガー
王子の友人たち:橋本清香、木本全優、アリス・フィレンツェ、グレイグ・マシューズ
大きな白鳥たちの踊り:ガラ・ジョヴァノヴィッチ、オクサナ・キヤネンコ、ラウラ・ニストル、プリスカ・ツァイゼル
小さな白鳥たちの踊り:マリア・アラティ、イオアナ・アヴラム、玉井ルイ、エステル・レダーン
スペインの踊り:オクサナ・キヤネンコ、フラヴィア・ソアレス、アレクサンドル・トカチェンコ、アンドレイ・テテリン
ナポリの踊り:橋本清香、リチャード・サボー
ポーランドの踊り:アリーナ・クロシュコヴァ、アレクシス・フォラボスコ
ハンガリーの踊り:アリス・フィレンツェ、ミハイル・ソスノフスキー
若い貴婦人たち:マリア・アラティ、イオアナ・アヴラム、エステル・レダーン、レイナ・サワイ、玉井ルイ、ニーナ・トノーリ
ウィーン国立歌劇場オペラ学校の子供たち
ウィーン国立歌劇場バレエ団
オリジナル振付:マリウス・プティパ&レフ・イワーノフ
再演出:マニュエル・ルグリ、アリス・ネシェア、ルーカス・ガウデルナク、ジャン・クリストフ・ルサージュ
装置&衣裳:ルイザ・スピナテッリ
照明:マリオン・ヒューレット
収録:2014年3月 ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
映像監督:ミヒャイル・ベイヤー
[DISC2]
バレエ「くるみ割り人形」
音楽:チャイコフスキー
ウィーン国立歌劇場バレエ団
指揮:ポール・コネリー
演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
芸術監督:マニュエル・ルグリ
振付&演出:ルドルフ・ヌレエフ
美術&衣装:ニコラス・ゲオルギアディス
舞台:アレス・フランシロン、マニュエル・ルグリ、児童指導:ナタリー・オーバン
照明:ジャック・ジョヴァンナジェッリ
収録:2012年10月7日 ウィーン国立歌劇場、ライヴ
監督:ミヒャエル・ベイヤー
出演:
クララ:リュドミラ・コノヴァロワ
ロッセルマイヤー/ 王子:ウラジーミル・シショフ
ルイザ&フリッツ/ スペインの踊り:エミリア・バラノヴィッチ、ダヴィデ・ダト
両親/ ロシアの踊り:フランツィスカ・ヴァルナー= ホリネク、ガボール・オベレッガー
祖父母/ アラビアの踊り:エヴァ・ポラチェク、クリストフ・ヴェンツェル
ねずみの王様:アッティラ・バコ、マルティン・ヴィンター
小さなくるみ割り人形:トレヴァー・ヘイデン
2人の雪の精:アリョーナ・クロチコワ、プリスカ・ツァイゼル
アラビアの踊り:ケテヴァン・パパヴァ、エノ・ペシ、エヴァ・ポラチェク
中国踊り:マルチン・デンプチュ、アンドラーシュ・ルカーチ、リチャード・サボー
あし笛の踊り:イオアナ・アヴラム、橋本清香、木本全優
ウィーン国立歌劇場オペラ学校の子供たち
ウィーン国立歌劇場ステージ・オーケストラ
[DISC3]
バレエ「ドン・キホーテ」
音楽:ミンクス
ウィーン国立歌劇場バレエ団
指揮:ケヴィン・ローズ
演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
芸術監督:マニュエル・ルグリ
振付:ルドルフ・ヌレエフ
出演:
マリア・ヤコヴレワ(キトリ/ ドゥルシネア姫)
デニス・チェリェヴィチコ(バジル)
ケテヴァン・パパヴァ(街の踊り子)
橋本清香(アモール)
ロマン・ラツィック(エスパーダ)
オルガ・エシナ(森の女王)
ウィーン国立歌劇場バレエ団
オーケストレーション:ジョン・ランチベリー
振付&舞台監督:ルドルフ・ヌレエフ
舞台&衣裳:ニコラス・ジョージアディス
照明:マルク・アンロシュト
収録:2016年5月28&31日 ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2018年07月09日 00:00