アルカトラス(Alcatrazz)、『ライヴ・イン・ジャパン1984~コンプリート・エディション』9月28日 世界同時発売
初来日公演から34年。未だかつてない高音質&高画質、完全収録&完全再編集で、我々は時代を超えたハード・ロック/ヘヴィ・メタルの“伝説”を体験することになる。
奇跡的に発見された24チャンネル・マルチトラック・テープから音声をリミックス、デジタル・リマスタリングによる高音質化を実現。さらに4スイッチアウトの映像ソースから新たに再編集を行い、ライヴ・パフォーマンスの迫力と臨場感を再現している。
アルカトラスの1984年1月28日・中野サンプラザでのライヴは、1984年にビデオ/LD『メタリック・ライヴ’84』として発売され、映像/音声がアナログ/モノラル、さらに曲間にインタビューを挿入、編集処理が施された1980年代の映像ソフト然とした作りだったが、今回は倉庫に眠っていた素材から再構成。まったく未発表だったカメラアングルを交えた完全版ライヴ作品へと変貌を遂げている。
オープニングからメンバー全員が揃いの黒浴衣で挨拶するラストまで全88分を駆け抜ける本作。曲間MCなども可能な限り収録した“完全版” 。これまで未発表だったアングルも多く、ギター・ソロ中の手元アップや各メンバーの演奏のツボをより鮮明に捉えられたものだ。
「アイランド・イン・ザ・サン」「ヒロシマ・モナムール」などアルバムからの楽曲に加えてレインボーの「オール・ナイト・ロング」「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」「ロスト・イン・ハリウッド」、マイケル・シェンカー・グループの「デザート・ソング」、グラハム・ボネットのソロから「孤独のナイト・ゲームス」などを披露。当時20歳のイングヴェイ・マルムスティーンのギター・プレイは、神話の序章に相応しい凄まじいものだ。「イヴィル・アイ」「カミング・バッハ」など、彼のギターを主にフィーチュアした曲もプレイされている。
そして本作には「ジェット・トゥ・ジェット」を初収録。アルカトラスを代表する名曲でありながら過去の映像作(そしてライヴ盤『ライヴ・センテンス』)に未収録だったこの曲だが、遂にその全貌が明らかになった。圧巻なシャウトを聴かせるグラハム、ギターを弾きまくり、アンプの上で引き回し、空中にぶん投げるイングヴェイなど、凄絶なステージ・パフォーマンスは本作のハイライトのひとつだ。
レインボー~マイケル・シェンカー・グループの伝説的シンガー、グラハム・ボネットがスウェーデン出身の若手天才ギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンと結成したアルカトラス。アルバム『ノー・パロール・フロム・ロックンロール』(1983)を引っ提げてのジャパン・ツアーは全公演がソールドアウト。1日昼夜2公演も行われる“事件”となったが、そのむせ返る時代の熱気が本作には収められている。旧仕様盤を何度も見てきたオールド・ファンにも、初めてアルカトラスをエクスペリエンスする若いファンにも、本作は新しい“啓示”を与えてくれる。
【メンバー】
グラハム・ボネット(ヴォーカル)
イングヴェイ・マルムスティーン(ギター)
ゲイリー・シェア(ベース)
ヤン・ウヴェナ(ドラムス)
ジミー・ウォルドー(キーボード)
伊藤政則氏による日本語解説書封入
日本語字幕付き
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《FRONTIERS ROCK FESTIVAL 2016》でのパフォーマンスが映像作品化>>>
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM) リイシュー リマスター ロック復刻&発掘
掲載: 2018年07月26日 14:06