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ロリ・スカッコ(Lori Scacco)14年ぶりとなる新作『Desire Loop』が遂に完成

Lori Scacco

photo by Ann Stephenson

 

2004年にリリースされた、知る人ぞ知る黄昏の名作『Circles』(ARTPL-058)がリリース10年を記念し、2014年に再発され、異例のロングセラーとなった、Lori Scaccoが14年ぶりとなる新作を完成。

長い年月を経て様々なものを吸収し熟成された彼女の音楽性は、『Circles』の静謐な浮遊感を生かしつつ、エレクトロニクスと実験性が絶妙のバランスで融合し、聴き手を包み込んで行き、アルバムを通じて、まるで旅をしているかのような感覚に没入させる傑作。

Lori ScaccoはかつてToo Pureから作品をリリースしていたシューゲイザー~ドリーム・ポップ系バンド、Seelyのピアニスト/ギタリストをつとめ、現在はSavath y SavalasのメンバーであるEva Puyuelo Munsとのデュオ、Stormsとして、さらにはHelado Negroのライヴ時のバンド・メンバーとしても活動している女性アーティストである。

2004年にPrefuse 73こと、Guillermo Scott Herren主宰のEastern Developmentsからリリースされた『Circles』は知る人ぞ知る名作として一部で人気を博していたが、2014年にリリース10周年で再発されると、異例のロングセラーとなった。

本作『Desire Loop』は彼女の14年ぶりの新作である。『Circles』は必要最小限のアコースティックな音色とナチュラルな残響で彩られた秀作であったが、本作ではその静謐な浮遊感と温かみを生かしつつ、泡立つようなシンセのレイヤーに時折ビートも織り交ぜながら穏やかで甘美なトーンが揺らめきながら展開するサウンドはミニマル~アンビエント~ドローン、そしてニュー・エイジ~エレクトロニカまでを横断して行くかのような一大音楽絵巻。

ひとたび聴き始めれば引き込まれる傑作だ。

日本のみでCD化
正方形紙ジャケット仕様
解説付き

 

【収録曲】
1. Coloring Book 04:16
2. Strange Cities 04:48
3. Cosmographia 07:26
4. Interactivity in Plastic Space 05:14
5. Back to Electric 04:28
6. Tiger Song 04:53
7. Red Then Blue 03:25
8. Other Flowers 05:50

 

黄昏の名作『Circles』

知る人ぞ知る黄昏の名作がリリース10周年(2014年当時)でCD再発。

2004年にPREFUSE 73ことGuillermo Scott Herren主宰のレーベル、Eastern DevelopmentsからリリースされていたLori Scaccoのソロ作品。必要最小限のアコースティックな音色とナチュラルな残響の音の行間から麗しく芳醇なアトモスフィアが漂う美しく静謐でタイムレスな名作。

タグ : UK/US INDIE クラブ/テクノ

掲載: 2018年10月03日 18:09