Hasting's Street Opera(ヘイスティングズ・ストリート・オペラ)超絶レア・アルバム『Slippery When Wet』が復刻
米ニュージャージーの知られざる60年代ジャム・バンドをスペインの再発レーベル「OUT-SIDER」がディグ!ヒッピー・ムードをほのかににじませた、ジャム/インプロ/ジャズ・ロックの垣根を越えたフリーフォームな唯一無二のサウンドがさく裂!傑作ながらオリジナルはプライヴェート・プレスで超絶レア!「A Taste Of Honey」や「Summertime」などカバーも絶妙!
ヘイスティングズ・ストリート・オペラは、1960年代の後半、ニュージャージー州モントクレアを拠点にライヴ活動に勤しんでいた若き4人のミュージシャンたち(ハリー・ウェロット、ゴードン・カーライル、ドン・ハザウェイ、クリス・ネルソン)のバンド。デトロイト・ブルースの古典からバンド名を拝借…ということで最初はブルースからスタートし、後にヒッピー/サイケの風を受けスタイルを変化させジャムバンドのプロトタイプのようなスタイルへと着地。ジャンルの垣根を越えたフリーフォームなジャズロックで地元のライヴ・サーキットを沸かせていた。
本作『Slippery When Wet』は、そんな彼らがチャールズ・ファローのサポートを受け制作した唯一のアルバム。チャールズは元ミュージシャン、銀行マンとして働きながらスミソニアン的な知られざるフォークロアの保存に取り組んだり、ローカル・バンドのレコード制作をプロデューサーとしてサポートしていたという東海岸の知る人ぞ知る名士。当時レコードは完全にプライヴェート・プレスで家族や友人に配られたのみ、ショップに出回ることはなかった。現在もオークションでみかけることは皆無。エリシアン・スプリング、ゲイリー・マークスやビヴァリー・グレン・コープランドなどにも通じるオブスキュアな狭間のジャズを満載した好盤!
【収録曲】
1. Nobody Knows
2. Fool-August
3. Scarborough Fair
4. Lo-De-Lo
5. Perch
6. A Taste Of Honey
7. Think Of Me
8. Summertime