リントゥ&フィンランド放送響によるベルント・アロイス・ツィンマーマンの作品集!リーラ・ジョセフォヴィツも参加!
第二次世界大戦後のドイツ音楽界を代表する作曲家、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの作品を話題の指揮者ハンヌ・リントゥが指揮した注目盤。
時代により刻々とスタイルを変貌させたツィンマーマンの中期から後期の作品3曲が収録されています。
名手リーラ・ジョセフォヴィツをソリストに迎えた初期のヴァイオリン協奏曲は新古典派の様式を用いて書かれた作品。壮大かつ緊張感に満ちた音楽が描き出されています。
“静止主義”の様式による「Photoptosis」はツィマーマンの最後の管弦楽作品。
そして、ツィマーマンの代表作の一つ、歌劇《兵士たち》はあまりにも難解であったため、初演は一旦中止されたほどの問題作。後に彼が歌劇の一部を40分程度の演奏会用作品に作り上げたのが、このアルバムに収録された《兵士たち》によるヴォーカル・シンフォニーです。難解さはそのままですが、コンパクトにまとめられており、ツィマーマンの複雑な音楽世界が存分に表現されています。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):
ヴァイオリン協奏曲(1950)
1.第1楽章:ソナタ Allegro moderato, rubato
2.第2楽章:ファンタジア
3.第3楽章:ロンド Allegro con brio
4.Photoptosis 大管弦楽のための前奏曲「フォトプトシス」(1968)
《兵士たち》-ヴォーカルシンフォニー(1957-1963)
5.第1曲:前奏曲
6.第2曲:第1幕-序奏
7.第3曲:第1幕第3場-リチェルカーリ 第1番「Meine göttliche Mademoiselle …お嬢さん、私の神よ」
8.第4曲:第1幕第5場-ノクトゥルノ 第1番「Ach, Herr Jesus!ああ、主よ、イエズス」
9.第4曲:第1幕第5場-ノクトゥルノ 第1番「Das herz ist mir so schwer 心は私にとって難しい」
10.第5曲:第2幕-間奏曲
11.第6曲:第2幕第2場-カプリッチョ、コラールとシャコンヌ「Was fehlt Ihnen, mein goldnes Mariel …あなたの何が問題なのですか?私の黄金のマリエルよ」
12.第6曲:第2幕第2場-カプリッチョ、コラールとシャコンヌ「Kindlein mein 私の小さな子」
【演奏】
ハンヌ・リントゥ(指揮)
フィンランド放送交響楽団
リーラ・ジョセフォヴィツ(ヴァイオリン)[1-3]
アヌ・コムシ(ソプラノ)[7.8.9.11]
イェニ・パッカレン(アルト)[12]
ヒラリー・サマーズ(コントラルト)[12]
ヴィッレ・ルサネン(バリトン)[12]
ぺーテル・タンチツ(テノール)[7.11]
ユハ・ウーシタロ(バス)[7.8]
【録音】
ヘルシンキ・ミュージック・センター フィンランド[ライヴ録音]
2018年5月…1-3
2016年6月…4
2018年9月…5-12
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年01月23日 00:00