Don Rendell Ian Carr Quintet(ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット)、1960年代英国ジャズ最高の遺産が遂にオリジナル・フォーマットで初CD化
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテットの5作品が初CD化!ロンドン、アビイ・ロード・スタジオにてオリジナルLPマスターテープから最新デジタル・リマスタリング。紙ジャケット仕様。SHM-CD仕様。完全限定盤。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『シェイズ・オブ・ブルー』
1964年10月録音の記念すべき処女作。マイルスの『カインド・オブ・ブルー』に応じて「ブルー」をテーマに、マイルスやコルトレーンが切り開いたモード奏法を英国でいち早く推進。ニール・アードレイ提供の表題曲ほか、「ブルー・モスク」での神聖な美の世界が光る。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『ダスク・ファイアー』
クインテットの最高傑作にして英国ジャズの金字塔と賞される第2作。本作よりマイケル・ガーリックのピアノ・トリオが中核を担い、バンドも音楽性も完成した。エキゾティシズムと幻想、静と動の間を自在に行き来する演奏とアレンジで、英国らしい重厚でダークな魅力に溢れる。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『フェイズ III』
モード・ジャズを完成した前作に続く第3作は、モードの発展と共に新たにフリー・ジャズの萌芽が見られ、それらを通過した上でのバップ・マナーの再解釈も行う意欲作。マイケル・ガーリック作の「ブラック・マリーゴールズ」を神秘的で荘厳な大作へと再演する。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『チェンジ・イズ』
1969年3~4月のバンド最終録音は、メンバーに加えてパーカッションなどがゲスト参加し、ひと回り大きなアンサンブルを披露。5拍の変則ワルツ曲「ミラージュ」ほか、ジャズ・ロックにハープシコード使いの作品とバラエティに富み、有終の美を飾るにふさわしい作品。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『ライヴ』
1968年3月にロンドンのランズダウン・スタジオで行われた実況録音。ライヴならではのテンションやエモーションの高い演奏で、彼らの作品中でも即興性は随一。「オン・トラック」や「ニムジャム」での洗練を極めたアンサンブルは、絶頂期にあるバンドの姿を映し出す。