Don Rendell Ian Carr Quintet(ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット)、1960年代英国ジャズ最高の遺産がLPで再入荷
2018年にJAZZMANから世界初オフィシャル・ヴァイナル・リイシューとして1000セット限定でリリースされたLP5枚組ボックスはアッという間に売り切れ!多くの要望に応え、その『Shade Of Blue』(1965)、『Dusk Fire』(1966)、『Phase III』(1968)、『Change Is』(1969)、『Live』(1969)の5枚が単独リリースされるも、こちらも瞬く間に完売しましたが、遂に再入荷!
どれも英国ジャズ史に遺る大名盤であり、オリジナル盤が高値で取引される超レア盤!各ジャケットはオリジナル盤アートワークそのままの復刻フリップバック仕様、180g重量盤をポリライン&プリント・インナースリーヴに収納。ライナーノーツのダウンロード・リンク付き。あのアビー・ロード・スタジオでリマスタリングされ音質も過去最高!
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『シェイズ・オブ・ブルー』
1964年10月録音の記念すべき処女作。マイルスの『カインド・オブ・ブルー』に応じて「ブルー」をテーマに、マイルスやコルトレーンが切り開いたモード奏法を英国でいち早く推進。ニール・アードレイ提供の表題曲ほか、「ブルー・モスク」での神聖な美の世界が光る。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『ダスク・ファイアー』
クインテットの最高傑作にして英国ジャズの金字塔と賞される第2作。本作よりマイケル・ガーリックのピアノ・トリオが中核を担い、バンドも音楽性も完成した。エキゾティシズムと幻想、静と動の間を自在に行き来する演奏とアレンジで、英国らしい重厚でダークな魅力に溢れる。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『フェイズ III』
モード・ジャズを完成した前作に続く第3作は、モードの発展と共に新たにフリー・ジャズの萌芽が見られ、それらを通過した上でのバップ・マナーの再解釈も行う意欲作。マイケル・ガーリック作の「ブラック・マリーゴールズ」を神秘的で荘厳な大作へと再演する。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『チェンジ・イズ』
1969年3~4月のバンド最終録音は、メンバーに加えてパーカッションなどがゲスト参加し、ひと回り大きなアンサンブルを披露。5拍の変則ワルツ曲「ミラージュ」ほか、ジャズ・ロックにハープシコード使いの作品とバラエティに富み、有終の美を飾るにふさわしい作品。
ドン・レンデル&イアン・カー・クインテット『ライヴ』
1968年3月にロンドンのランズダウン・スタジオで行われた実況録音。ライヴならではのテンションやエモーションの高い演奏で、彼らの作品中でも即興性は随一。「オン・トラック」や「ニムジャム」での洗練を極めたアンサンブルは、絶頂期にあるバンドの姿を映し出す。