個性派ピアニスト、アントン・バタゴフのライヴ・アルバム!『BIG MY SECRET ピアノ・リサイタル』(2枚組)
個性派ピアニスト、バタゴフのライヴ・アルバム。前半ブゾーニ編曲版バッハのコラール前奏曲(トラック4、6、8、10)には、コラール旋律に基づく前奏を付与するなど独自の編曲も加え、ゆったりとしたテンポで作品の深淵を覗きこむような、バタゴフならではの個性的な解釈。動きのあるラモーやブルとの好対比を聴かせます。
そして後半はマイケル・ナイマンの映画音楽という、がらっと変わった趣向。自身も映画音楽の作曲家として活躍するバタゴフらしく、独特なテンポ運びとメリハリのある進行で、純粋な音楽としての作品の素晴らしさを引き出しています。
両プログラムを繋ぐようなモーツァルトの、沈鬱にして美しい表情も聴きものです。
(ナクソス・ジャパン)
『BIG MY SECRET ピアノ・リサイタル』(2枚組)
【曲目】
[DISC 1]
1.ラモー(1683-1764):プレリュード(クラヴサン曲集第1集RCT1より)
2.ブル(1562/3年-1628):ガリアルダ
3.ラモー:ラ・リヴリ(コンセールによるクラヴサン曲集より)
4.バッハ(1685-1750):「目覚めよと呼ぶ声あり」 BWV645
5.ラモー:ラガサント(コンセールによるクラヴサン曲集より)
6.バッハ:「来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV659
7.ラモー:内気-第1ロンド(コンセールによるクラヴサン曲集より)
8.バッハ:「我汝の名を呼ぶ、主イエス・キリストよ」 BWV639
9.ラモー:内気-第2ロンド(コンセールによるクラヴサン曲集より)
10.バッハ:「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」 BWV617
11.ラモー:軽はずみなおしゃべり(コンセールによるクラヴサン曲集より)
12.モーツァルト(1756-1791):幻想曲 ニ短調 K397/385g
(バタゴフの即興による終結)
※4、6、8、10…ブゾーニ編曲、バタゴフ補編曲
[DISC 2]
マイケル・ナイマン(1944-):
1.フライ・ドライヴ(「キャリントン」)
2.アトラクション・オブ・ザ・ペダリング・アンクル(「ピアノ・レッスン」)
3.羊飼いにまかせとけ(「英国式庭園殺人事件」)
4.ビッグ・マイ・シークレット(「ピアノ・レッスン」)
5.ヒア・トゥ・ゼア(「ピアノ・レッスン」)
6.あの時芽生えた気持ち(「ピアノ・レッスン」)
7.ディープ・スリープ・プレイング(「ピアノ・レッスン」)
8.シルバー・フィンガード・フリング(「ピアノ・レッスン」)
9.ロスト・アンド・ファウンド(「ピアノ・レッスン」)
10.シープ・アンド・タイズ(「数に溺れて」)
11.楽しみを希う心(「ピアノ・レッスン」)
12.時の流れ(「ZOO」)
13.モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K475
アンコール
14.バッハ/シロティ編曲:前奏曲 ロ短調 BWV855a
【演奏】
アントン・バタゴフ(ピアノ/Steinway D)
【録音】
2017年12月13、15日 モスクワ国際音楽堂(ライヴ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年02月19日 00:00