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怪演、爆演!アーベントロートの『グレート』『太鼓連打』他、新リマスタリングで復活!

アーベントロート

ターラ・レーベル初期にリリースされ長らく廃盤だったマニア御用達音源をALTUSがリマスター復刻。爆演指揮者アーベントロートの真骨頂、炎の『グレート』ライヴが音質一新で衝撃的に蘇りました。一方のハイドン『太鼓連打』とモーツァルト第39番は古典ゆえに気宇壮大、小細工なし正面衝突の大演奏となっています。

≪ALTUSの「TAHRA復活シリーズ」について≫
「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992年に初のCDをリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。そんなTAHRAの残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。

ここに聴ける音は貴重なTAHRAオリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。
(キングインターナショナル)

手に汗握るド迫力、畳み掛ける熱き興奮、大胆不敵の超絶「グレート」!
霊気漂う仄暗い響きがたまらぬベルリン・フィルとの名演も必聴!

ターラ・レーベル初期にリリースされ長らく廃盤だったマニア御用達音源をALTUSがリマスター復刻。爆演指揮者アーベントロートの真骨頂、炎の『グレート』ライヴが音質一新で衝撃的に蘇りました。モノラルながらトロンボーンの鳴りっぷりもバリバリと気持ち良く素晴らしい仕上がりです。手に汗握る興奮のドライヴ感が生み出す途方もないド迫力の演奏に思い切り打ちのめされてください。勢いに乗って盛り上がったかと思えば副主題の提示でがくっとテンポを落とし、そこからまたクレッシェンドで猛烈に巻きを入れ、強靭なエネルギーを蓄えながら遥か彼方の頂点を睨み付け豪快にうねりまくる、これぞアーベントロート節!怒涛の終局へ突き進むクライマックスの畳み掛けも凄まじいものがあり、曲の長さをまったく感じさせません。大胆不敵に驀進しつつも各所の持ち味はしっかり押さえ巧妙な駆け引きを見せるため、第2楽章に込められた美しさもひとしお。フィナーレの果てしない狂騒は、次第に終わるのが惜しくなって逆に儚さすら覚えてしまうような古今随一べらぼうの楽しさ。我らがアーベントロートの偉大なる芸術にひれ伏す超名演!カップリングも必聴です。フルトヴェングラー時代のベルリン・フィルを振った『オーリードのイフィジェニー』序曲は、霊気を帯びた仄暗い弦の響きで始まり巨大なスケールで広がっていく忘れ難い魅惑の名演。録音年代相応の音質ではありますが、崇高にして豊かな音色がとめどなく溢れ出る様子が十二分に伝わってきます。またアーベントロート面目躍如の豪快な展開がたまらない『オベロン』序曲はとことん胸のすく快演。
(キングインターナショナル)

TALT055 (CD)
国内プレス
モノラル
日本語帯・解説付

【曲目】
(1)シューベルト:交響曲第9番 ハ長調『ザ・グレート』 D944
(2)ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
(3)グルック:歌劇『オーリードのイフィジェニー』序曲

【演奏】
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
(1)ベルリン放送交響楽団
(2)バイエルン国立管弦楽団
(3)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
(1) 1955年9月29日、(2) 1956年1月16日、(3) 1944年9月21日



古典ゆえに気宇壮大、小細工なし正面衝突の大演奏!
轟く変ホ長調の英雄的音響、圧倒的な力みなぎる古典派交響曲二題。

ターラ・レーベル初期にリリースされ長らく廃盤だったマニア御用達音源をALTUSがリマスター復刻。あまりにも強烈な個性に彩られた、元祖爆演指揮者アーベントロート。とは言え彼は古典作品に対しては古典作品としてのアプローチを行う、明晰な表現法を持った指揮者でもありました。このハイドンとモーツァルトでも、テンポや強弱をいたずらに掻き混ぜることなく、巨大かつ凝縮した芯のある響きを打ち立て、がっしりと堂々たる構築物を造り上げています。期せずしてどちらも変ホ長調、充実の極みと言える響きとずば抜けた頼もしさは最早ベートーヴェンの『英雄』にすら匹敵。ハ短調の『太鼓連打』第2楽章は『英雄』の葬送行進曲かと見紛う迫真の音響世界。フィナーレはそれぞれ一層の生命力にあふれ、強靭なリズムがこれでもかと力いっぱい刻まれます。これほどの聴き応えを誇る古典派シンフォニーは昨今滅多にお目にかかれますまい。そしてメンデルスゾーンの序曲はロマン派的自由と色彩をふわりと纏い、天才的な音楽をわくわくするような身のこなしで颯爽と奏でています。同時に常に深淵の暗闇のような重さを纏っているのも特徴的で、実に深い味わいのある演奏です。
(キングインターナショナル)

TALT056 (CD)
国内プレス
モノラル
日本語帯・解説付

【曲目】
(1)ハイドン:交響曲第103番 変ホ長調『太鼓連打』 Hob.I:103
(2)モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K543
(3)メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』序曲 作品21
(4)メンデルスゾーン:『フィンガルの洞窟』序曲 作品26

【演奏】
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ライプツィヒ放送管弦楽団

【録音】
(1) 1951年10月29日、(2) 1953年2月9日、(3) 1950年8月13日、(4) 1949年9月18日

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年11月28日 12:00