ハウヴェ&トリプラ・コンコルディアによるJ.S.バッハ:3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(トリオ・ソナタ編曲)、他
[参考音源:Tripla Concordia 公式チャンネルより]
バッハは、ヴィヴァルディやマルチェロ作品の編曲のほか、自らの作品を様々な形で再利用したことでも知られます。
その中でも注目すべきものの一つに、ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤のためのソナタ第1番を、2本のフルートと通奏低音のために編曲したものがありますが、これをヒントに企画されたのがこのアルバムです。
ヴァルター・ファン・ハウヴェとトリプラ・コンコルディアは、残る2曲のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタを、自分たちとリコーダーの名手ケース・ブッケの手で、バッハと同様の手法を用いて2本のフルート(リコーダー)と通奏低音の形に編曲したものを中心としてアルバムを制作しました。
併せてリュート奏者・佐藤豊彦とハウヴェの編曲によるパルティータと、ハウヴェ、ブッケ、そして亡きフランス・ブリュッヘンによるリコーダー・トリオ、「サワークリーム」による編曲のオルガン・ソナタも収録しています。
(ナクソス・ジャパン)
『J.S.バッハ:「ザ・トリオ・ソナタ・プロジェクト~オルタナティヴ・オプション」』
【曲目】
1-3.トリオ・ソナタ ハ短調 BWV1029
~2つのアルト・リコーダーと通奏低音(チェロとチェンバロ)
原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番 ト短調 BWV1029
編曲:セルジオ・チオメイ、ヴァルター・ファン・ハウヴェ
4-7.トリオ・ソナタ ト長調 BWV1039
~2つのヴォイス・フルート(テナー・リコーダー)と通奏低音(チェロとオルガン)
原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番 ト長調 BWV1027
編曲:J.S.バッハ
8-10.パルティータ ニ短調 BWV997
~アルト・リコーダーとチェンバロ
原曲:リュートのためのパルティータ ハ短調 BWV997
編曲:佐藤豊彦、ヴァルター・ファン・ハウヴェ
11-14.トリオ・ソナタ ヘ長調 BWV1028
~2つのアルト・リコーダーと通奏低音(チェロとチェンバロ)
原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番 イ長調 BWV1028
編曲:ケース・ブッケ、ヴァルター・ファン・ハウヴェ
15-17.トリオ・ソナタ ニ短調 BWV527
~ソプラノ&アルト・リコーダーと通奏低音(バス・リコーダーとオルガン)
原曲:オルガン・ソナタ第3番 ニ短調 BWV527
編曲:サワークリーム
【演奏】
ヴァルター・ファン・ハウヴェ(リコーダーI)
トリプラ・コンコルディア
[メンバー]
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダーII)…1-7、11-17
セルジオ・チオメイ(チェンバロ、オルガン)
カロリーネ・ブルスマ(チェロ)
マヌエル・スタロポリ(バス・リコーダー)…15-17
【録音】
2015年7月8-10日
モンテ・カルメロ・アル・コレット聖母マリア教会 トリノ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2019年03月05日 00:00