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小沼ようすけ、〈MOCLOUD〉より最新作『Jam Ka 2.5 The Tokyo Session』をリリース

小沼ようすけ『Jam Ka 2.5 The Tokyo Session』

小沼ようすけのフレンチ・カリビアンのミュージシャンとのコラボレーション・シリーズ「ジャム・カ」。NY (「Jam Ka」2010 )、パリ (「Jam Ka Deux」2016 )に続き最新作は東京録音。世界規模でアップデートされる小沼ようすけ流クレオール・ジャズ!

小沼ようすけのJam Kaプロジェクト第3弾となる今作「Jam Ka 2.5 The Tokyo Session」は、2017年のジャパンツアーの直後に東京のスタジオにて、ライヴ・セッション形式で録音された。楽曲がライブを重ねることで進化することを確信し、ツアー後にアルバム曲の進化したバージョンを記録したいと思ったことがスタジオ・ライヴにした理由である。タイトルは、上記の理由の他、ツアーで次の可能性を見せるためなど、いろいろな意味での過渡期の作品と位置づけて、2.5とした。

メンバーはラーシュ・ダニエルソン リベレットにも参加する気鋭グレゴリー・プリヴァ(p)、RHファクター、バックショット・ルフォンク、スティーヴ・コールマン・ファイブ・エレメンツなどジャズが時代とクロスオーバーする時に必ずボトムを支えてきたグルーヴマスターレジー・ワシントン(b)、パリのジャズ界で頭角を現す注目株アーノウ・ドルメン(dr)、グアドゥループが誇るka奏者のオリヴィエ・ジュスト(ka)。リードトラックとなる「Moai’s Tihai」では、レジーのグルーヴするベースがバンドに強い推進力を与えている。アーノウがkaを演奏する「Gradation Part 4」は、オリヴィエも含む二人のka奏者と小沼の完全即興演奏である。この三人での会話は本当に楽しそうだ。グレゴリーについて小沼は「自分がどの方向に行ってもその瞬間に合わせてくるので制限を感じないし、ギタートリオで演奏しているのと同じような感覚」と述べている。彼の美しいピアノのタッチとカリビアンの情熱も心を捉えて離さない魅力がある。デュエットで臨んだ「Beyond The Sea」からグレゴリー作曲の「Le Bonheur」(「Family Tree」収録)へのメドレーは、ヨーロピアンジャズの清冽さと日本人の情緒をブレンドさせた小沼ジャズの魅力を見事に抽出している。

8月にはグレゴリー・プリヴァ、レジー・ワシントン、ソニー・トルーペによるカルテット編成でのジャパンツアーも予定されている。

 

【収録曲】
1. Moai's Tihai 12:07
2. Flyway 6:53
3. Beyond the Sea / Le Bonheur 13:17
4. Gradation Part 4 6:02
5. The Elements 8:49

小沼ようすけ

 

MOCLOUD<モークラウド>

松永誠一郎の監修/プロデュースによる音楽レーベル『MOCLOUD』(モークラウド)が2019年4月より始動!

ジャズを中心に、ファンク、民族音楽、ヒップホップ、アンビエント等、様々な現代的要素を加えた新しいスタイルのジャズを紹介。カリブ海諸島のエッセンスを採り入れた新シリーズ『ジャズ・アンティル・シリーズ』もラインアップしていく。発売第1弾は日本が誇るギタリスト「小沼ようすけ」の最新作『Jam Ka 2.5 The T okyo Session』をリリース!

 

 

【Jazz Antilles Series | ジャズ・アンティル・シリーズ】

カリブ諸島のエッセンスを採り入れた最新ジャズを紹介するシリーズ。小アンティル諸島に位置するフランス海外県グアドゥループ、マルティニーク等出身のミュージシャン他、キューバなど大アンティル諸島のジャズも併せて様々な文化の影響を受け洗練されたオーガニックジャズと言える共通項を持つカリブ海系のジャズを紹介。

タグ : J-JAZZ

掲載: 2019年03月22日 18:19