〈アーティストが選ぶ平成の1枚は?〉佐藤健一郎[Ba&Cho](teto)編
ロングセールスを続けるファースト・アルバム『手』のリリースから半年ぶりのリリースとなる4曲入りセカンド・シングルのタイトルは『正義ごっご』。1曲目の“夜想曲”は哀愁で激情。2曲目の“ラムレーズンの恋人”は夢心地で儚い。3曲目の“時代”は郷愁で叙情。4曲目の“こたえあわせ”はどストレートなteto。
代表曲“高層ビルと人工衛星”“Pain Pain Pain”も再録した15曲入り、渾身のファースト・フル・アルバム。荒々しく前のめりなスタイルはそのままに、音色とアレンジがよりヴァリエーション豊 かに進化。感情の開放を求めてパンクやパワー・ポップが自由に飛び出してきては、ドカシャカしながら視界をパアッと色鮮やかに染め上げていく。熱量がすご くて、予測できない展開ばかり。腹を割った音楽に飢えているならtetoを!
bounce (C)田山雄士
teto ファーストアルバム「手」トレイラー
teto - 高層ビルと人工衛星(MV)
teto - 溶けた銃口(MV)
▼選盤テーマ:あなたにとって平成(1989~2018)の1枚といえば?
尾崎豊『放熱への証』
尾崎豊さんが亡くなった1992年にリリースされたアルバム。子どもの頃、親戚の叔父が大ファンであった尾崎さんの話しを私によくしてくれて、自然と尾崎さんが好きになっていきました。「自分が生まれた年に亡くなった人もいて、でもその人の作った音楽は今も残ってて、しかもこうやって聴いてる、す、すごくね?」と幼心ながら感動を覚え、私が音楽に興味を持つきっかけとなった感謝すべき大切な1枚であります。
オフィシャルページURL:http://te-to.net/
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