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Bjorn Torske(ビョーン・トシュケ)8年振りのソロ・アルバム『Byen』

 Bjorn Torske(ビョーン・トシュケ)ソロ・アルバム『Byen』

スモールタウン・スーパーサウンドからの過去二作 ― 『Kokning』と『Feil Knapp』 ― で、ビョーンは、絶妙な湯加減と多幸感を持ったファンタジックなスタイルでフロアの外にもカラフルな音の花を咲かせてきた。他方、セックス・タグスのシングルではズブズブのダンス・トラックで耳の肥えたマニアたちを狂喜乱舞させている。2017年にはプリンス・トーマスともコラボ・アルバムを発表。2019年初頭はオランダの名門「Dekmantel」がイスミスティック名義のビョーンの最初期トラックをヴァイナル復刻して突如ハードコアなパーティー・フリークスたちのあいだでも光を浴びた。

アンダーグラウンド、メジャー、ダンスやベッドルームの垣根を越え様々なフィールドで熱狂的なファン・ベースを持つ白夜の国のサウンド・マイスターによる、2011年の『Kokning』以来となる実に8年ぶりのソロ新作『Byen』。

意表を突くパーカッシヴ変拍子の「First Movement」、ピアノ・リフとシンセでハウスの王道を突っ走る「Clean Air」、ストレンジなビョーン節の炸裂した「Fanfatas」、エレクトロの「Dalen」、多幸感ダダ漏れ「Chord Control」、不穏なコーラスがヤヴァさしかない海賊ブギーの「Gata」、イジャットのふたりもエキサイト間違いナシなディスコ・ダブの「Night Call」と、とにかく冒頭から息つくヒマもなし。

本人いわく「これまでで最もクラブ寄りのアルバム」とのことで確かにダンス要素多めですが、初期ロイクソップを彷彿とさせるエモさや暖かさ、人懐っこさもあって、やっぱり一筋縄ではいかない、独特の後味を残してくれます。マニー・マークがバレアリック・ディスコにトライしたみたいな?ラウンジ感ある不思議なダンス音楽を満載。

日本盤CDのみのボーナス・トラック1曲収録。

 

【収録曲】
1. First Movement
2. Clean Air
3. Fanfatas
4. Dalen
5. Chord Control
6. Gata
7. Night Call
8. Natta
9. Blue Call(国内盤ボーナス・トラック)

Bjorn Torske(ビョーン・トシュケ)

photo Kim Hiorthoy

タグ : クラブ/テクノ

掲載: 2019年04月12日 16:57