プリンス・トーマス (Prins Thomas)とビョーン・トシュケ (Bjorn Torske)による奇跡のコラボ・アルバム
シーンの先駆者、第一人者として共に独自の活動を展開してきた新旧の両雄が20有余年の活動を経て初ジョイント!これは事件です!
ビョーン・トシュケは、故エロットと共に、リンドストロームやプリンス・トーマスに先駆け、いち早くノルウェーにコズミック・ディスコの種をまいたパイオニア。
古くは(クラムド傘下の)SSR、(4ヒーロー主宰)リインフォースドや(ブラック・ボックスほか多くのポップ・ヒットを生んだ)デコンストラクションなど、世界各国の著名レーベルから作品をリリースしていた、同地を代表するエレクトロニック系プロデューサーのひとりです。
ここ数年はトッド・テリエのリミックスやセックス・タグス・マニアからのシングルのフロア・ヒットにより新世代シーンでもブレイク中。
他方のプリンス・トーマスは、リンドストロームと並ぶノルウェー・シーンの金看板。ここ2年ほどのあいだに、3枚組ミックス『Paradise Goulash』、2枚組のスタジオ・アルバム『Principe Del Norte』(日本では『ミュージック・マガジン』や『クロスビート』などで年間ベストに選出)、再び2枚組でそのリミックス・アルバムと、重量級の大作を連発して圧倒的なモンスターぶりを見せつけています。ブライアン・フェリー、フルーム、ジ・オーブからスペース・アートまで、リミックス仕事も縦横無尽。
フルパップ、インターナショナルに続く自身主宰の注目新レーベル「ホリゾンタル・マンボ」も本格的にテイクオフ、アーティスト、DJ、リミキサー、レーベル経営と、多彩な活動により、表裏、さまざまなかたちでシーンの活性化につとめる働き者です。
『Square One』は、そんなふたりによる初めての共作アルバムになります。クラウトロック、ディスコ、ダブ、夢見アンビエント、ブラジル音楽、呪術的な打楽器やノイズなど、様々なエッセンスをトロトロに煮詰めて変化(へんげ)させた怪作。いかにもトシュケらしい音の装飾やディテールへのコダワリと、トーマスならではの全てを呑み込むフリーなエクレクティック・マインドがぶつかり合い生まれた奇跡的な音世界を、是非ご堪能ください。
トシュケ諸作やトーマス『Principe~』、リンドストロームとトッド・ラングレンのコラボなどをリリースしたオスロの「スモールタウン・スーパーサウンド」レーベルからのリリース。アートワークはキム・ヨーソイ。
ビョーン・トシュケのクラシックス『Trøbbel』がリマスター再発
ロイクソップやアニーを発掘したインディ人気レーベル「テレ」から2000年代初頭にリリースされていたノルウェーのプロデューサー、ビョーン・トシュケのクラシックス『Trøbbel』がリマスター再発!
マトモスやモーリス・フルトンを思わせる、キャッチーなのにド変態な、今だからこそ光を浴びるべきレフトフィールド・ハウス&エレクトロニカの早過ぎた金字塔が、プリンス・トーマスとのコラボ作にあわせて待望のカムバック!
タグ : クラブ/テクノ
掲載: 2017年05月24日 16:47